東京寫眞帖 : 赤羽風景・赤羽自然観察公園
こちらの記事の続きです。
亀ケ池辨財天の脇から、赤羽台団地の建物が立ち並ぶ高台の縁をたどっていくと、やがて赤羽自然観察公園に着きます。
古民家(旧松澤家住宅)
園内を歩いていくと古民家が現れました。
手持ちの地図には古民家の表示はなかったので、びっくりするやら嬉しいやら。
さっそく近づいて中を覗いてみます。
ちょうど学芸員さんが説明ツアーをしているところで、自分も途中から参加させてもらいました。
園内の散策路
説明会を聞き終えた後は、散策の続きを。
速度をゆるめてゆったりと歩いていると、学芸員さんのお話をじっくり聞いて少し疲れた頭も、園内の静けさと重なる緑の枝とにほぐれていくようです。
戦前のこのあたりは陸軍の敷地だったらしく、先ほど通り過ぎてきた赤羽台団地にも、明治の頃から軍の施設があったようです。
園内の解説板には「軍の時代に地形が改変されていたのを、谷の痕跡が残っていたのでゆるい谷を作る形に復元した」といったことが書いてありました。
たしかに公園南側の散策路の右手は土地が落ち込んで、樹木の生い茂る谷になっていました。下の様子を窺うことはできませんでしたが、この谷に湧水があるのでしょう。
それにしても、地形の復元なんてできるものなんですね。
真夏の緑の濃い時期も、晩秋の紅葉の時期もさぞきれいだろうと想像されて、こんな場所が近所にある方を羨ましく思いながら、公園を後にしました。
おまけ
この日の赤羽散策はこれで終わりです。
お付き合いありがとうございました!
(2024.10.26)