養壷ドーピング
静岡県出身なので、基本的には1日に何杯も緑茶を飲んで育ちましたが、冬場は紅茶かほうじ茶か中国茶の一種岩茶を飲んでいます。
中国茶は友人が茶藝師と茶評師両方を持ち、上海で中国茶店を経営していた人で、今は恵比寿で中国茶サロンを経営しているため、高品質のものを時々わけてもらっています。
急須も中国がバブルになる前に紫砂の作家物をわけてもらいました。
紫砂の急須は高温で焼き上げるため、小さな気泡があり、粉茶葉を刷毛でこすりつけたり、飲み終わって余ったお茶を外側にかけて磨いたり「養壷」といい、急須を飲みながら育てていきます。
たくさん茶葉を使った日はボウルに急須を入れ、熱湯を注いでしばしお茶浴。本来は上からかけて優しく磨くので、これをドーピングと称しています。
本当は掛け流しです。笑
中国茶は近年バブルの影響で投資対象になったり高騰していますが、いいものは別ものです。茶縁といって、一期一会。ひととき、お茶と向き合い、出会ったお茶と香りを楽しむことで瞑想効果があるように思います。
武夷山の岩茶
紫砂の急須