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分割浴について

こんにちは

お風呂・入浴といえば、
肩までしっかり浸かって長く温まるのが一番良いと
考えている方が多いかもしれません

確かにそれも気持ちのいい入浴方法の一つでもありますが
心臓への負担が大きいですし、のぼせやすくなるので
長時間無理して浸かり続けるのは良くありません

そこで今回は、体に負担をかけず
全身で温まることができる分割浴をご紹介します


分割浴(反復浴)とは

分割浴とは、
40~42℃くらいの熱いお湯を張った浴槽に、
3~5分おきに肩まで浸かったり、出たりを
繰り返す入浴法で、反復浴とも呼ばれています



心拍数を急に上昇させることなく血流量を増やし
肩こりや冷え性の改善が期待できて
休憩と入浴を繰り返すことにより
交感神経を刺激する効果もあります

また、代謝が良くなり
脂肪燃焼が促進されると考えられているので
入浴効果も高まります

女性にはダイエット法としても人気の入浴法です

温泉などお湯に効果効能が期待できる場合は、
体に成分を吸収させやすくなるので、
温泉や銭湯などでもぜひ実践してみましょう


日本人は熱いお風呂が大好き

日本人は42℃くらいの熱いお風呂が
好きな傾向があるようです

しかし体温以上の熱いお湯ほど
体に負担がかかるため
適正な入浴時間が短くなります

42℃くらいのお湯なら5~6分が適当です
それ以上の長湯をすると体に負担をかけてしまいます


分割湯で温泉効果を高める

3分入浴し浴槽から出て休憩、
また3分の入浴後休憩、最後に3分の入浴、
というように浴槽から出ての休憩をはさむと
42℃のお風呂でも9分間入浴することと
同じ効果が得られます

しかもこの入浴法の方が体の芯まで温まるので
湯冷めしにくいのです


分割浴の手順

具体的な分割浴の方法についてご紹介します

浴槽から出ての休憩と言っても、
服を着る必要はありません

浴槽から出て、温熱作用や水圧から開放されることを
休憩と考えればいいのです

一気に長湯せず、
入浴中に体に負担がかかったな、と思ったら
休憩する習慣をつけましょう

【温泉に入る前に水分補給】

まず温泉に入る約15分~30分前に、
コップ1~2杯の水分補給をしましょう

普通に入浴しても汗をかくものですが、
分割浴をするとさらに大量の汗をかきます

入浴中の脱水状態を防ぐだけでなく
入浴時の発汗により血液粘度が高まり
血がドロドロの状態になることを防ぎます

入浴前後におすすめの飲み物は
水、ミネラルウォーター、ミネラル麦茶、ビタミンC飲料などです

オレンジジュースも良いでしょう

ビタミンC飲料は湯あたり防止に
効果的なので、入浴前に飲むのがオススメです◎


飲酒後の入浴、ダメゼッタイ

これは声を大にして言いたいのですが、
飲酒後の入浴はやめましょう!

浴室事故の大半は、飲酒後に入浴することで
起こっているようです
年間で交通事故の死者数よりも多いという事実を知って
かなり驚きましたが
それだけ身近で起こりうることですし
気をつけていれば防げることです

お酒を飲んだ後は風呂に入らない、
お酒を飲むならお風呂後に楽しみましょう


1.足先から順にかけ湯をして体を慣らす

かけ湯には、体の汚れを落とすという
マナーの意味だけでなく、
温泉の泉質や温度に体を慣らすという意味もあります

そのため、シャワーのお湯よりも
これから入る浴槽の湯を桶などで
かけ湯をオススメします

裸になっていきなりお湯に浸かると、
すぐに血圧が上がり、体に負担をかけます

浴槽のお湯が40~42℃の時は、
38~41℃のぬるめのお湯を心臓から遠い足先、
手先などからゆっくり全身にかけてから、
浴槽のお湯をかけましょう

そうすることで、体の負担を減らせます

最後に頭からかぶり湯をしておくと、
頭の血管が広がり、立ちくらみの予防にもなります


2.3分入浴

自宅のお風呂ならかけ湯・かぶり湯のあと、
温泉や銭湯であれば体を洗ったあとに、
3分間肩までしっかり浸かります


3.3~5分湯船から上がる

浴槽から出て浴室内で3~5分間待ちます

かけ湯のあとすぐに湯船に入ったのであれば、
この間に体や髪を洗うといいでしょう


4.3分入浴

再び肩まで浸かります

徐々に身体が温まってくるのが感じられるはずです

汗も目に見えて出はじめるはずです


5.3~5分湯船から上がる

再び浴槽から出て、浴室内で3~5分間待ちます
先ほど体を洗ったのであれば、今度は髪を洗ってもいいですし
もちろんその逆も良いです

ストレッチやマッサージなどをするのも◎


6.3分入浴

これで3回目の入浴になります
絶対に無理のない範囲で3分待ちましょう

もし、もう少しお湯を楽しみたいなら
さらに休憩と入浴を繰り返してもOKです


7.あがり湯

汗を洗い流すあがり湯をしてから
体をタオルで軽く拭き、浴室を出ます

温泉の場合は肌についた成分を流すかどうかは
泉質にもよりますし、お肌の状態にもよります

湯ただれを起こしやすかったり超敏感肌の場合や
酸性泉などの刺激の強い泉質の温泉は
蛇口のお湯やシャワーで洗い流した方が良いです

その他の泉質の温泉の場合や、
皮膚が丈夫であがり湯をしたい場合は
湯口から汲んだ新鮮な温泉であがり湯をしましょう

そうすると温泉の成分が肌についたまま
あがることができます

温度別時間目安

・ぬるめの湯(40度位)

5分入浴→休憩→8分入浴→休憩→3分入浴

・熱めの湯(42度位)

3分入浴→休憩→3分入浴→休憩→3分入浴


入浴後の注意点

普段の入浴にも同様に言えることですが
家の中の急激な温度差で体に負担をかけてしまうと
所謂ヒートショックを引き起こす可能性があります

暖房機器を活用するなど、
脱衣所も冷えすぎないように気をつけましょう


まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

分割浴のあとは血行が良くなり
体がポカポカと温まった状態がしばらく続きます

湯冷めしないようにしっかり衣服を着て、
水分も忘れずに補給しましょう

より安全に温泉を楽しむためにも
ぜひ、
分割浴を実践してみてくださいね😊

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高丘真弓
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