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【1075/1096】さびつくか、磨くか

背中が使えるか否かは呼吸のしやすさに直接影響する。
背中ががちがちで、息を吸ったときに背中に入っている感じがしない時は、もうかなり息がつまっている。
身体の内側のしなやかさも少なくなって、狭い場所でせせこましく呼吸をしている感じ。
そりゃ苦しい。

呼吸は、肺を使ってるんでしょ?と思っている人は多いけど、肺自体は、空気の出入りしているだけで、その肺に空気を入れるのに全身が使われている。
けっこう、え?こんなところが?!みたいなところも。
自分で呼吸をして、確認するとわかる。
全然反応しなくなっているということは、けっこうやばい。

しかしながら、長年使わずにいて、全然開発されていない部分というのは、反応しなくなっていることすら気がつかないものである。

昨日、今日と、新しく気がついたところがあった。
動かして、その反応を引き出してみて、初めて気がつく。
もちろん、その部位はずっと存在していたわけだけど、使ってないし認識していないので使えていない。

「さびつくか、磨くかしかなく、現状維持はない」というのは、今日聞いた話であるが、まさしくそのとおりであった。
さびついているところは、反復して使って磨きをかけ続けないともっと使えなくなってしまう。
50年使わずにきたのに、まだ動いてくれたのは本当にありがたいことだ・・・と思わずにいられなかった。

しかし、使っていないところを使えるようになるには、ずっと気づき続けている必要があるわけで、これがまたすぐ、無意識の癖にひっぱられる。

リハビリしている人に「起きて!」と何度も声をかけているところに遭遇したが、まさしく自分にもそのように声をかけ続けないといけない。

さびつかせたままにしておくには、もったいないのである。
磨いて、磨いて、丁寧に扱ってこそ、その可能性が開く。

では、また。

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Mayumi INABA
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