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【812/1096】人を幸せにするワーク
自分に向き合うとは、自分の真ん中からまっすぐ自分を観るってことだなと、今年1年、自分に向き合ってそう思った。
心理学でいう内観は「自分自身の精神状態を観察する方法」というような意味だけれど、
「まっすぐ自分を観る」というのは、精神状態だけではなくて、諸々全部まるごと含めて観るという感じ。
そして、すごく大事なのが、観る位置である。
自分の芯、真ん中、中心、肚、、、
表現はなんでもいいのだが、そこから全部まるごと観ないと観てることにならない。
ずっとそこから観ている。
一部を観る、というのはつまりは全部を観ていない。
この記事で書いた観る力は、真ん中から全部を観る力ということである。
向き合うときは、正しいとか正しくないとかではなく、あるもの全部をまんべんなく、全部観る。
観ている間、ずっと自分のまん中にいるということだ。
どっかずれたところに自分がいると、観られなくなる。
客観視とか、メタ認知とか言うけれど、それも必要ではあるが、それではないという感じ。
言葉で説明しても理解できないだろうと思うが、これはやはり体験だからであり、体験は体験する前にはけっきょくわからない、ということだ。
けれども、人は体験する前に、その体験について、どういうものなのかを知りたがる。
でもそれは、キャンプに行く前にキャンプ場の情報を集める、みたいなもので、キャンプに行く前に「キャンプ」自体を理解するのはできないのと同じようなものだ。
そして、初めてのキャンプでどの程度、体験できるのかは、それまでのその人の体験が物を言うし、結局、やってきたことが活きる。
そういう意味でも、呼吸・整体の3つのワークは最強である。
キャンプに行く前に、キャンプのシミュレーションをしているとも言えるし、シミュレーションというよりキャンプそのものをどのように体験するのかを体験できる。
つまり、自分の向き合うものにこのように観ればいいのかと向き合い方がわかるということである。
ワークのプロセス全部が、非常に精巧で、再現性が高く、けれども毎回一期一会でもある。
この矛盾を内包している。
そして、単純で簡単な動きなのに、複雑で緻密で理解不能な心身のすべてに作用するのがわかるというのもすごい。
なによりも、自分の中心がわかる。
戻る場所が明確になる。
ずれたとしてもここに戻る、ここが自分の真ん中であると自分がわかっていることが大事だ。
ワークを何度も繰り返し、再現性高く、戻ってくる場所がここということが掴める。
これだけの変容を可能にするワークで、なんのリスクもなく、非常に安全で、再現性が高く、自己実践できるというものはほかにないと思う。
私は、幸せとは何か?は個人が決めるものと捉えているが、自分の幸せが何かは、このワークをやりこむとわかる。
だから、これは、人を幸せにするワークである。
私はこのワークに出会ってから6年目であるが、
しみじみその偉大さをかみしめた2023年であった。
来年はこれをもっと人に伝えていきます。
では、また。
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