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石井妙子著「女帝小池百合子」

2020年5月に発行された暴露本を読みました。発売時は興味なくスルーしてたのですが、都知事選が終わった頃急に読みたくなりまして。

巷でよく耳にする「学歴詐称」について、カイロ大学時代に同居していた 北原百代さん(この本では仮名になっていますが、のちに文庫本発刊の際実名を公表されました。)だけが知っている、小池さんの赤裸々な真実(正体)が明らかにされています。

百代さんは、何十年も彼女の本当の姿・秘密を抱えていることが耐えられなくなり、このままでは死ねないと決心しマスコミ各紙に取材依頼をしたが、どこも取り合ってくれなかった。
そんな時石井妙子さんの存在を知り連絡したことで出版に至ったのが本書です。

7月7日の都知事選挙で2位に圧倒的な差をつけて当選を果たした小池さんでしたが、選挙演説では「やめろコール」で演説が中断したこともありました。

現在、下記の2点で刑事告発されているそうで…
①地位を利用して東京都51市町村長に出馬要請を出させていた
②地位を利用して公務中に選挙活動を行った

裁判になり刑事罰を受ければ公民権を剥奪され失職する、そういうフェーズになっているようです。
選挙後の行動が見えて来ないのは、この事が影響しているのでしょうか?(と、ここまで書いたところで骨折騒ぎが起きました💦)

さて、読後感ですが、
この本で最も強烈な印象を持ったのはやはりカイロ大学卒業経歴詐称の件です。

小池さん(以下百合子)と百代さんは、カイロにて、ある人物を介して出会い同居を決めるのですが、物件探しから部屋決め、何から何まで百合子は一時が万事 超我儘超自分勝手
真面目に勉強している姿を百代さんが見たことはなく、本人が主張していること(入学試験に受かって主席で卒業その他諸々)は、百代さんによればどれも大嘘だという。

血筋なのか、これまた大嘘付きで見栄張りな父親がしょっちゅうやって来て一流ホテルに泊まると百合子もそこへ行き、何度も、ホテルのロゴ入り食器や銀のカトラリーなど大量に持って帰ったという信じられない逸話もありました(時効ですが立派な窃盗ですね^^;)

百合子は、卒業試験(というのは嘘で、本当は進級試験。その時4年生ではなかったことが後で判明しています。)に落ちたあと帰国を決めるが(だから卒業してないということ^^;)帰国費用捻出のためほとんどの持ち物を百代さんに買い取らせたという。
最後にプレゼントよ、誰にもあげないでね と渡されたものは、アルバイト先のJALのロゴの入ったブローチだったというから、これも驚き^^;
そして、こう言ったのです。
帰国したら本を出す予定。でもあなたのことは書かない。だってバレちゃうからね」と。
百合子の言葉に驚き「卒業したことにするの?それでいいの?」と百代さんが尋ねると「うん」と言ったという。

そもそもカイロ大学は超難関大学であり、百合子はそもそも裏口入学であり、過去日本人で卒業できた人はたった1人。大変優秀な人物だったが、それでも7年かかったという。

飯山あかり氏曰く、百合子のアラビア語は、日本の中1の英語程度だと。それでどうやって首席で卒業できるんでしょうか💧

そもそも百合子一家は父親が事業に失敗し、多額の借金を負っていた。その破産処理他生活費などの援助をした浪連冷凍機工業社長 朝覚院大覚 という人物の弁によると、

百合子の父親は平気で嘘をつく。
彼を良く言う人は1人もいなかった。
権力者に取り入り平気でハッタリをする人間。政治家になりたかったというが、政治がやりたかったのではなく名声や地位が欲しい人だったようで、氏曰く、誰からも嫌われていた人。

百合子はそんな父を嫌っていたというが、父親似なのか、無意識に父親と同じことをしてしまっているのか、
利用できる人に巧みに擦り寄り、用がすむとポイッと捨てる、その繰り返し人生を送ってきた人であり、結果的に父親を上回る虚飾にまみれた人生を、今も送っている事になるのだろうと思われます。

コンプレックスのかたまりだった
芦屋のお嬢様 を売りにしているけれど、実態はそうではなかったようです。父親は貿易商をしていると言っていたが実際はお金に困っていた。
また、百合子は頬に大きなアザがあり、「かわいそう」「これじゃ結婚できないわね」と周りから何度も言われた事が、彼女の心に大きな傷を作った。
家庭や父親の地位、学歴にも強いコンプレックスを持っていたようです。

そういった生い立ちゆえ、歪んだ人生観が身についてしまったのかもしれません。(だけど、貧乏だからといって全員極悪人になる訳ではないですよね)

帰国すると、積極的に、社会的地位の高い人に擦り寄り利用した後はわざと相手を痛めつけ切り捨てる、
その繰り返しで今日の座を掴んだことが、元側近の告発などにより明らかになっているが、

彼女の目的は
気持ちよくなりたい、上り詰めたい、スポットライトを浴びたい、常に高みに立ち人を見下ろしたい事だと。
政策は思いつきで進めるから二転三転する。都合の悪い人は容赦なく切り捨てる。
キャスター、国会議員、都知事へと階段を1歩上がるごとに、彼女は劣等感に苛まれていた悔しかった過去と訣別し人生を塗り替えていった。
そうです。ひゃー

✳︎✳︎✳︎

想像以上に恐ろしい人、そんな印象。
こんな人を政治家にしては絶対にいけないと感じました。
築地を守ると言っていたのは嘘だったと、女将さん会の皆さんも猛烈に怒っているそうです。

小池百合子さんはサイコパスだと
吉野敏明さんは指摘しています。↓



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