2023年5月の記事一覧
逢坂冬馬著「同志少女よ、敵を撃て」/戦争の真実とその虚しさを描く大作。
長男から激推しされた本を読みました。
凄い本でした。
1941年〜1945年に及ぶ独ソ戦で戦地に立った女性兵士や従軍看護婦の真実の姿に迫った超大作。
逢坂冬馬氏のデビュー作というから驚きです。
アガサクリスティ賞、本屋大賞受賞。2022年の直木賞候補作。
あまりに凄惨な戦場の様子が巧みな筆致で描かれており、戦争小説なんて読めるのだろうかと思っていた私なのに、見事に引き込まれ500ページにも及ぶ長