2021年11月の記事一覧
「どうしても頑張れない人たち」余計な一言をぐっと呑み込み、見守る事の難しさ。
「ケーキの切れない子供たち」に続いて刊行された本作は、
基礎学力や思考能力が著しく低かったり、家庭環境に恵まれなかった子供たちを、
どうしたら救いあげて
自立した大人に成長させてあげられるのか、という事に言及した内容になっています。
私が1番印象に残ったのは、
巷でよく推奨されている、
「あなたはそのままでいい」と丸ごと認めてあげる事、
その事が、逆に、本人のやる気を失わせてしまう可能性をはらん
「母ちゃんのフラフープ」子供に、生き様を見せる事。
少し前まで書いていたブログからの転載です。
本屋さんで立ち読みして
冒頭から泣けてしまい、購入して読みました。
ガン治療を毅然として拒んだお母様。
モルヒネを大量に投与する前夜、
もうそのまま目覚めないことが予想される、そんな中での
母親と家族の別れの場面から始まります。
そのシーンは、思い描くと今でも胸がいっぱいになる温かい家族の心の交流の場面でした。
母、久仁子さんは、元看護師さんだからか、
「ケーキの切れない非行少年たち」
少年院にいる子供達の多くは、
そもそも、
物事をきちんと理解し反省する、
どころか、それ以前の能力が
驚くほど足りないそうです。
「ケーキを3等分に切って」と指示を出すと、半分に切ってから残りを半分に切ったり、横に3本切れ目を入れたりで、私たちが普通に思いつく事ができない、つまり、
思考力が圧倒的に足りないんだそうです。
多くは、小学校低学年でその兆候は見えて来る。
漢字を覚える時、形を真似し