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旅のあれこれ:客室乗務員は保安要員と再認識した新年
2024年、想像もできないはじまりになってしまいましたね。
できることはしなきゃ、と、募金しました。Yahooの募金額を見て、まだまだ日本捨てたもんじゃないな、と感じてます。
そして羽田空港で起きてしまった、JALと海保の事故。
ヒューマンエラーは人間である限りゼロにはできないと思いますが、事の大小関係なく防げる努力はできる限りするべきと思うので、未来につながる解明と再発防止につながることを祈っています。
で、以前、アメリカの国内線でCAさんにガン切れされたことを思い出しました。
というのも、そのフライトはなぜか母国語が英語外の乗客しかいなくて、私と旅友ちゃんがアサインされたのは非常口横。
もちろん離陸前にCAさんが「非常時に協力できるか」を確認していたんだけど、反対側に座っていた人は「英語分からないからムリよ〜」と英語で返してあからさまにため息つかれてた(英語で返事したのにそれ!?と驚愕した)。
で、次に確認されるのはもちろん私達。
「非常時に協力できる?」
指示英語だしなぁ……もちろんできることは協力するけど、自信ないなぁ……。
「多分大丈夫だと思う。努力はする」
「そんなことは聞いてない!返事はイエスかノーでしろ!」
「……い……いえす」
この時は「こわっ!!!正直に答えただけなのにこっわ!!!!」と思ってめっちゃビビったけど、こういう事故が起きてしまうと、そらそうだな、そらガン切れするわな、と実感。
というか、それくらいじゃないとダメだよね。
ちなみにこのフライト、
「英語が話せて非常口横の席にスイッチしてもいい乗客は申し出て」と機内アナウンス
↓
何回かアナウンスしても申し出なし
↓
CAさんがグランドスタッフに電話で「なんで英語が理解できない乗客だけ乗せるんだ。乗客変更できないのか」とクレーム
↓
機体までグランドスタッフが来て、「乗客変更はできない」「これじゃ飛ばせない」とCAさんとグランドスタッフで口論
↓
いろいろ揉めてたけど最終的に今の乗客で離陸
↓
めっちゃ離陸遅れる
というフライトでした。
当時は「確かに何かあった時に協力を確約できないのはダメだろうけど、海外航空会社のCAマジこえーよ!」が120%でしたが、彼女は責任感のある、素晴らしい保安要員だったんだよね。
マジこえーよ!とか思ってホントに申し訳ない。
今回の事故で乗客全員が脱出できたのは奇跡、日頃の訓練の賜物、という海外記事が出ていて思い出した出来事でした。
海保の隊員さんで亡くなってしまった方もいるので、JALのみなさんの対応は本当に素晴らしいと思うし、機体が滑走路上で止まれたこともあって、乗客乗務員みなさんが脱出できたのは奇跡的だと思うけど、海保の方やペットなどのことを考えると、複雑ですね……(こちらも助かったらそれは文句なく奇跡だと思う)。
なんか今年は初詣でお願いしたいこと、平和でありますように、しか出てこないな。
「犬と並走」「フリーザ軍団」の箱根駅伝の風物詩を、みんなが手放しで楽しめる年明けだったらよかったのに(今年から「男だろ!」がないのがさみしい。そして駅伝ファンしか喜ばない)。
青学があまりにも早くて繰り上げスタートも出ちゃったけど、案ずるな箱根ランナーよ!
勝ったり順位上げられたら文句なしだけど、仮に抜かれちゃって今は自己嫌悪しかなくても、箱根の道を走ったって事実は今後の人生でプラスにしか働かないぞ!
将来マラソンの道に進まずに営業マンになったとしても、「いや実は僕、箱根走ったことあるんですよ」なんて言えたら話聞いてくれるぞ!
強みにしかならないから大丈夫だ!
毎年の箱根駅伝の風物詩も手放しで楽しめない2024年ではありますが、みなさんご無事で、ご安全にこの先も過ごしましょうね。
日常ほど尊いものはない。