小さい心に火が灯った瞬間。

湘南ユナイテッドBCのエスコートキッズに当選した息子。バスケはテレビで観る程度だけど、とっても興味があったし、間近で選手と会えるってすごいチャンスだなと思い、親としては「とにかく楽しんでもらえたら嬉しいな」と思って当日を迎えました。

しかし、息子は人前に出ることが苦手。大体の幼稚園行事は泣いて先生の横にいるタイプ。

さて今回はどんな反応を見せるかな、、と内心ドキドキしながら集合場所へ行くと、「ママといっちょにいく！」と言い張る息子。幸いスタッフの方から、「選手が来るまで一緒にいてくださいね」と誘導していただき、私も一緒にコート横で待つことになりました。

じっとコートで練習している選手達を観察する息子は、言葉も発せずに緊張している様子で、ギュッとにぎる手から、葛藤が伝わりました。

行くか。行かぬか。

選手入場とのこと、私はそっと横にはけると数分して泣きながら私の元へ走ってくる息子。

あらら、ダメか。と思いながらも、ぎゅーと抱きしめて励まし続けていると、手を繋ぐ選手も苦笑いしながら、手を差し伸べてくださり、

「大丈夫、できるよ！待ってるからね、安心して行っておいで！」と言うと、息子はスッと私から離れ、涙を拭って選手と手を繋ぎました。

その瞬間、「よしっ、いくぞ」と心の声が聞こえたようでした。

その後、無事にコートに入り写真撮影までして帰ってくると、泣きながら走ってきた息子。とっても愛おしくて、かっこよくて、心強くも感じました。

帰り際にスタッフの方に、「息子さん、度胸あるね！」と言われ、なんだかとっても嬉しく、心がぽわーっと温かくなりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

Mayumi🦩