言い訳を続ける部下が変わる!リーダーのマインドセット
こんにちは!エグゼクティブコーチの中井茉由子です。
日々、中小企業経営者の人や組織に関するご相談に乗っています。
本記事では、特に相談を受けることの多い「言い訳を続ける他責思考の部下」との関わり方について、実際の事例を取り上げながら、コーチング的解決方法をお伝えします。
部下が「他責モード」に入り、過去の経験や周囲の環境のせいにすることで、自分の責任から逃げようとしてしまう・・・。
過去の失敗や他人の言葉を理由にして、前に進むことを避けている姿を見ると、経営者としては怒りや悲しみを感じてしまいますよね。
私自身も、同じような経験をしたことがあり、その気持ちは痛いほどよくわかります。
でも・・・ちょっと待ってください。
部下は、なぜ言い訳を続けているのでしょうか?
重要なのは言い訳の内容ではなく、その裏にある本音です。繰り返される言い訳の奥底に本当の気持ちが隠されているかもしれません。
言い訳の背景にある「本当の気持ち」に気づく
部下の本当の想いに気づくために、まず「言い訳」に本気で向き合ってみてください。
今は経営者として活躍されているみなさん、そしてハイパフォーマーのみなさんも、これまでのキャリアを振り返ってみた時に言い訳をしたくなったことってありませんか?
私はあります!笑
まずは、自分が言い訳をした時の経験を振り返ってみましょう。その時の自分の気持ち、状況、そして何を守ろうとしていたのかを思い出しながら、次の問いについて考えてみてください。
・・・言い訳を続ける部下の気持ちに前よりちょっと寄り添える気がしませんか?
私は会社員時代、パフォーマンスが出せなかった時期がありました。その時、自信がなかったので、気づけば「〜さんがこう言っていた」と、他人の言葉を引用していたのです!
振り返ってみると、これは「私の話をちゃんと聞いてほしい」という無言の叫びだったのだと気づきました。それなのに、自分の言葉が相手に届かないと思い込んでいて、他人の言葉を借りて自分の主張を通そうとしていたのです。
自分の中にある言い訳をした自分、自信のない自分に気づくことで、部下の気持ちを理解し、彼らの話をちゃんと聞くことができるようになります。
言い訳を許し続けることはゴールではありません。
自責思考に導くために、まずは「なぜ言い訳をするのか」を考えることが大切です。これにより、部下に対する態度が変わり、部下が話す内容も変わっていくはずです。
まとめ
部下の言い訳に悩む前に、まずは自分自身の経験を振り返ってみてください。そこから得られる気づきが、部下とのより良いコミュニケーションにつながり、組織全体のパフォーマンス向上に寄与するはずです!
本気で組織を良くしていきたいという想いのある経営者をサポートしています。誰に相談していいかわからない悩みを抱えていたり、マネジメントについて課題を感じている方は、ぜひご相談ください。
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