やりたいことは、なくても良い!
やり事探し、迷走中
ここ最近は有難いことに、毎日クライアントさんのコンサルの日々。
多いお悩みの1つとして、
「好きを仕事にっていうけど、
そもそも自分が何をしたいのかがわからない」
そんなお悩み、よく聞きます。
そして、分かります!
私もそんな悩みを持ってたので。
でも、自分自身キャリアについて何年も葛藤したり、
キャリア支援を仕事にした今思うのですが、
「やりたいことは、なくても良い!」
これが今の私の答えです。
実際、コンサルの中でも様々なワークや診断をやっていきますが、
明確に「やりたい事」の中身を初期の段階で固めておくべき必要のある人はごく少数で、
多くの方は、
・「何がしたいか」、よりも「どう生きたいか」?
・どんな価値観を大切にしていたら、自分の人生が充実するか?
こっちの方がずっと大事。
やりたい事が明確にない人のキャリアの歩み方
やりたい事がなくても良いのは分かったけど、
じゃあそういうタイプの人間は、
今後どのようにキャリアを積んでいったらよいの?
ここにお答えしますね。
結論から言うと、やるべきことは、
/
「何をしたいか」でなく「どのような人生を送りたいか」
これを明確にしたら、
流れに身を任せて一旦、「漂って」みる!
\
これです。
キャリア形成には、
「キャリアデザイン」と「キャリアドリフト」
という2つの考え方があります。
キャリアデザインとは
「自分のキャリアを自分の手で主体的に構想・設計すること」で、
キャリアドリフトとは
「予期せぬ偶然の出来事や出会いも柔軟に受け止めながら、状況に流されてみる(drift:ドリフトは、漂う、流されるの意味)」ことを指します。
もちろん、キャリアデザインが大事であることは間違いないし、
私もコンサルではこれをしっかり行います。
しかし、変化の激しい世の中で、
必ずしも思うようにことが進まないのも事実。
もし、「自分らしさ」や
「自分のとっての幸せなキャリア」について
1人で考えすぎて疲れてしまったら、
今ある環境に身をゆだね、
外部から起きる変化や強制力に従って動きながら、
自分の意外な能力を発見したり、
自分の「好き!」をひょんな所で見つけたり。
そんな機会を待ってみるのも良い。
現に、ある調査では、
成功した人のキャリアを調査したところ、
そのターニングポイントの8割が、
本人の予想しない偶然の出来事によるものだった
というデータもあるほど!
キャリアドラフトは、ある意味この不確実性に富んだ現代で、
必要な考え方かもしれませんね。
「漂う」時の注意点!
ただ、このキャリアドラフトをするときには
1つ注意が必要!!
それは、
自分がどんな人生を送りたいのか?
その価値観をおさえられていないまま、漂って(ドラフトして)いても、
来るべきものをキャッチできなかったり、
忙しさに忙殺されてしまって時間だけが過ぎてしまったり、
結局、幸せなキャリアに結びつかないまま、
モヤモヤを抱えて日々をやり過ごすことになるんです。
だからぜひ、自分の内側・そして過去と向き合って、
「自分がどんな人生を送りたいのか」
しっかり見つめてみてくださいね!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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