#15 「自分の考えが絶対正しい」と思えないと、囲碁は続けられないのだと感じた話
対局中、着手で迷ったとき、どんな基準で最終的に打つ手を決めるだろうか。直感か、最初に良いと思った手か、その日の気分で積極的な手を選んだり、慎重な手を選んだりするのだろうか。
ほとんどの場面で正確な読みができる能力があれば、それがイコール答えになるが、アマチュアは、プロに比べると圧倒的に先が読めない。仮に読めても正しい読みではないことも多い。
私自身は、迷いが深くなったら、最初に思った手を打つことにしている。直感を信じているわけではないが、最初に思いついた手を選んだほうが、経験上後悔が少ないからだ。
棋士も、すべての場面で正しく読めているわけではない。アマチュアと同じように、迷いが深くなることもよくある。
一般的に、棋士になるようなレベルの人は、棋力的にはほとんど差がないと言われている。では、どうして結果に差が出るのだろうか。
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