#31 週刊囲碁日記 世界で結果が出れば流れが変わる?/女子リーグの開幕に期待/日本棋院の選挙は変革となるか
こんにちは。瀧真有子です。
今週のテーマは下記のとおりです。
・世界で結果が出れば一気に流れが変わる
・女子リーグ開幕への期待
・日本棋院の選挙で大きな変革となるか
久しぶりに世界戦で日本棋士の活躍があり、囲碁ファンが盛り上がっていたようですね。活躍と言っても、優勝争いではなく、ベスト8に残ったり、女流棋士が中国のトップ棋士に勝った、ということではありますが、今の日本囲碁界にとってはすごいことです。
◆井山、上野が16強入り!【第2回衢州爛柯杯ワールド囲碁オープン2回戦】
https://nihonkiin.net/n/n3ca71510510f
◆井山が8強入り!【第2回衢州爛柯杯ワールド囲碁オープン3回戦】
https://nihonkiin.net/n/ne0301e4b61fd
ただ、囲碁をあまり知らない人から見れば、ベスト16やベスト8に残ったことの何がすごいのか、と思われてしまうようで、一般メディアにはほとんど取り上げられてはいません。
下記のような書き方をしてくれると、その凄さも伝わるので、日本棋院にも工夫して欲しいところではあります。
これらの実績をすごいことではなく、徐々に普通のことにしていくことが大切でしょう。相手を「すごい」とか「強い」とか思う時点で、ちょっとバイアスがかかってしまっているので、今はベスト8やベスト16でも、勝利の実績を積み重ねていくことに、意味はあります。
国際棋戦でなかなか結果が出なくなって久しい日本碁界ですが、女流碁界では少しずつ結果が出てきていますし、女流が壁を崩していくことで、男性陣にも奮起してもらえたらと思います。
そもそもトップ棋士は頑張っていると思いますし、あとは環境づくりや見せ方、結果出すことへの風土づくり、みたいなものが大切でしょう。そのためにも、以前提案しましたが、いくら勝てなくても、対局が続けられる制度を変え、棋戦に参加する人数を減らして、活躍した人にもっと賞金や対局料が行き届く仕組みにして欲しいです。
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?