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麻佑子
2018年10月8日 22:25
もう何者の言葉も、自分のなかに入れたくない。全ての情報を拒絶する。そんな時、膝の上にのせた一冊の写真集の重みに、救われている自分に気がついた。人類は言葉という道具を選んだが、言葉に救われる時もあれば、言葉が襲ってくる時もある。言葉はいつでも不確かで、言葉を信用するかどうかは、受取り手の判断に委ねられる。人はいつも自分の判断に疑心暗鬼だ。言葉のない世界に、一枚の写真は、ただ、在る。言葉の