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詩と散文の隙間

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詩よりも長く、散文より短い、すきまの言葉。
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2018年9月の記事一覧

さよならの音は、からりと明るく。

さよならの音は、からりと明るく。

ある時
木蓮の花が
ぽたりとおちた
まあ
なんといふ
あかるい大きな音だつたらう
さやうなら
さやうなら

山村暮鳥
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今現在、日本語の詩の中で最も好きな、山村暮鳥の「ある時」。
私が諳んじることのできる数少ない詩。
さよなら、という言葉を用いても、からりとして朗らかで湿っぽさを感じさせない類なき詩。
わたしもいつか、自らの身を以ておちるとき、暮鳥が耳にした木蓮のごとく、

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湖のひと

湖のひと

あの子は静かなひと
湖のようにしんとしている
風が波紋をつくるのを
ずっと眺めていたくなる
そのとき横にいてほしい
おだやかな湖面のようなひと
湖面の下
深く深く
どんな想いを沈めてきたのだろう
深く深く
私は知らない
深く潜ったぶんだけ
湖の色は美しい
正直であればあるほど
きれいごとのように
澄んでいく水
それでいい
それがいい
私は時々、帰りたくなる

麻佑子
#詩 #湖

空がかわいそう

空がかわいそう

ここのところ
天気がぐずついているのは
ある意味
仕方のないことだ

行き場のない思いは
空に吐き出すしかない
そんな思いが
てんでに
小さなため息にのって
空を暗くしている

ごく一部の人々が
その思いを飲み込むことを選び
体内に蓄積されたそれらを
エネルギーにかえて
えいやと
雲をおしだし
わずかな晴れ間をつくっている

そんな風に思いついて
空を見上げると
やりきれない気持ちになって
立ち尽

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あなたのためにできること

あなたのためにできること

一人の人間の手におえるのは、自分だけだと知れ。

誰かのためにできることなど、何もない。
みんな自分のためにしか生きられないし、生きるべきではない。
自分の機嫌をとることすら、容易くはないと、すぐに気がつくだろう。

「誰かのために」が、「自分のために」と同義になるその日まで、誰々のために、と口にするな。
その人の反応に一喜一憂して、何かがこんがらがってしまう。
中途半端に、他人を自分の道に巻き込

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Happy Journey  楽しい旅

Happy Journey 楽しい旅

あなたしか
あなたをしあわせにできない

その一歩からはじまる
どんなはじまりも
楽しい旅にする 必ず
覚悟さえ決めれば

あなたがゆけば
彼が来て
あの子が帰れば
君が出ていく
すべて同じこと
笑顔で手をふって
Happy Journey

あなたの旅が
楽しい旅になりますように
祈りながら
この道をゆく

詩:mayuco someya
曲:染谷拓郎
#歌詞 #詩