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麻佑子
2018年9月24日 21:47
ある時木蓮の花が ぽたりとおちたまあなんといふあかるい大きな音だつたらうさやうならさやうなら山村暮鳥ーーーーーーーーーーー今現在、日本語の詩の中で最も好きな、山村暮鳥の「ある時」。私が諳んじることのできる数少ない詩。さよなら、という言葉を用いても、からりとして朗らかで湿っぽさを感じさせない類なき詩。わたしもいつか、自らの身を以ておちるとき、暮鳥が耳にした木蓮のごとく、
2018年9月16日 08:17
あの子は静かなひと湖のようにしんとしている風が波紋をつくるのをずっと眺めていたくなるそのとき横にいてほしいおだやかな湖面のようなひと湖面の下深く深くどんな想いを沈めてきたのだろう深く深く私は知らない深く潜ったぶんだけ湖の色は美しい正直であればあるほどきれいごとのように澄んでいく水それでいいそれがいい私は時々、帰りたくなる麻佑子 #詩 #湖
2018年9月9日 03:58
ここのところ天気がぐずついているのはある意味仕方のないことだ行き場のない思いは空に吐き出すしかないそんな思いがてんでに小さなため息にのって空を暗くしているごく一部の人々がその思いを飲み込むことを選び体内に蓄積されたそれらをエネルギーにかえてえいやと雲をおしだしわずかな晴れ間をつくっているそんな風に思いついて空を見上げるとやりきれない気持ちになって立ち尽
2018年9月7日 19:41
一人の人間の手におえるのは、自分だけだと知れ。誰かのためにできることなど、何もない。みんな自分のためにしか生きられないし、生きるべきではない。自分の機嫌をとることすら、容易くはないと、すぐに気がつくだろう。「誰かのために」が、「自分のために」と同義になるその日まで、誰々のために、と口にするな。その人の反応に一喜一憂して、何かがこんがらがってしまう。中途半端に、他人を自分の道に巻き込
2018年9月3日 02:53
あなたしかあなたをしあわせにできない その一歩からはじまるどんなはじまりも楽しい旅にする 必ず覚悟さえ決めればあなたがゆけば彼が来てあの子が帰れば君が出ていくすべて同じこと笑顔で手をふってHappy Journeyあなたの旅が楽しい旅になりますように祈りながらこの道をゆく詩:mayuco someya 曲:染谷拓郎 #歌詞 #詩
2018年8月29日 22:34
私の愛それは誰も気がつかないところで私が勝手に遵守する愛たとえば誰かを見送ったあとのドアを閉める音バタンと閉じてしまうのは追い出されたようで心細くきっと寂しい思いがするだろうから私は細心の注意を払い音を立てないようにそおっと閉めるたとえばそんな愛のルールを人知れず守り続けるどんな時も私の、愛の自尊心のため あるいは私が感じる愛私が泣いたのは映画の悲しい
2018年8月21日 23:09
彼女はもう忘れてしまったかもしれないけれど地下道の階段を上がったところでこんな話をした。「4万円のコートを着て、400円の下着をつけた女より、4万円の下着をつけて、400円のコートを着られる女になろうよ。」あれから10年以上経つ。今でも私は何か目の前にあるものの表層のその下にあるものを見ようとする。翻り、いますぐにコートを脱ぎ捨てることができるか。時々、自分