誰に、どのように「よかれ」なの?
こんにちは😊 コーチング・マームの三浦真弓です。
先日、学校現場で性暴力の事件が起きました。
とても残念な事件です。包括的性教育の充実を早急にお願いしたいものです。
こうした事件は、起きてはならないと思うのですが、それでも、起きてしまうこともある。残念ながら起きてしまったのであれば、その後、適切な対応をして、通学する児童たちが、この先、安心して学び、過ごせる学校環境を整えて欲しい。
そう考えるのですが、さらに残念なことに2次被害にも発展してしまった…
本当に、職員の方々の、性暴力に関する学びを早急にお願いしたいものです。
で、いくつかの報道を読んだのですが、気になったのが、上に上げた記事内での
「学校側が良かれと思ってやったことが結果的に女児を傷付けてしまった。」
というところ。
誰に対してよかれと思って、どのようなことをしたのでしょうか?
避難訓練の場面で、被害者である2年生女児と加害者側の6年生男児が同じ教室に避難する訓練計画の、どこが「よかれとおもって」なのかしら。もしかして「よかれ」って、担任の先生が反省文を代読したことを指すのかしら?
「良かれと思って」という言葉を、一般的にはどういうときに使うのだろううと考えてみると…
「きっと、この方法で上手くいくと思ったけど、思ったようにいかなかったなぁ」という場面で「良かれと思って、この方法にした」というような使い方をしますよね。
なので上手くいかなかったときの言い訳や、上手くいかなかったことを正面から見ずに、ぼんやり隠したいときの枕詞にしたりするのではないのでしょうか。
自分は悪くないの。しっかり考えたんだもん。これで良いと思ったんだよね。だからやってみたんだけど、結果は、上手くいかなかったなぁ…みたいな。
1つ前に書いたこちらの記事
こちらも、場合によっては「こんなにたくさんの親の愛を与えているのに、どこが悪いというの!」みたいな空気感になる方もおいでです。
「親の愛」も「よかれとおもって」も、主語が自分自身です。語っている自分メインです。
子どもから見たら、欲しい「愛」だったのか。してもらいたい「行動」だったのか。どうでしょう?
つい「良かれと思って」と考えたくなったときには、振り返ってみてくださいね。自分は「良かれと思って」誰のために、何をしようと思っていたのかしら?ってね。
自分の関わりを振り返りたい方は、ぜひ、ご相談ください。
また、一定の期間、子育ての関わり方を伴走してほしい!と言う場合は、こちらもご利用ください。