サクラサクを呼ぶ雨
朝からあいにくの雨。
羽田に向かうバスを待つ私たちに容赦なく吹き降る冷たい雨。
東京と大阪間は何度も行き来しているけれど、今日だけはいつもと違う。
大学受験に挑む息子と受験会場のある地へ飛行機で向かうというのに、この雨は気が重くなる。
それでも、この雨をわたしは催花雨だと思いたいのだ。
羽田を離陸したわたしたちの乗る機体にも容赦なく雨はパリパリと強い音を立てて打ちつける。
窓の外は一面暗い灰色。
しばらくすると、窓から白い光が差し込んだ。
機内が一気に明るくなる。
雨雲を越えたのだ。
希望の光だ・・・と瞬間的に思った。
受験という厳しい冬の季節を越えて、息子にも春が訪れ、花が咲くよう促すために降った
催花雨が眩しくて明るい光を見せてくれた。
きっと大丈夫。もうすぐ春がやってくるよ。
さあ、肩の力を抜いて、最後までやり切っておいで。
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