BOOK:2020年の恋人たち・本は孤独が分かると好きになるものだと思う。
今日は一人で過ごすお休みだった。
午前中はゴロゴロして、
お昼間にキャンダルを灯しながら
ゆっくりお風呂に入って。
午後は近くにお買い物をしてから
帰ってブラウニーを作って。
そして一冊の本を読書までしちゃって。
なーんもしてないと思う日でも
1日生きていれば何かある。
そんな今回読んだ
2020年の恋人たちは
大人の女性の心理を描く
ストーリー。
そんな中で心に残ったフレーズは
まずこれ。
大共感した。
誰かを幸せ=笑顔にしたいから
一緒に時間を過ごす。だからこそ
怒りっぽい人やネガティブな人がいると
幸せにできていないのではないか
プラスな影響を与えられていないのでは
と思って心が落ち込むのだと思った。
あとは、
これも考えさせられた。
最終的にどこに辿り着くかよりも
どんな手段を使って、
どんな想いを持ってそこに向かうかに
人間性が現れるのだと思う。
また、驚いたシーンは
この本には、自由奔放な母として
愛人だったことが書かれていて、
主人公の娘が母をけなしたことに対し
と書いてあって、
家族とか社会からの見え方や繋がりを全て捨てて
一人の人を想うことを決断した
と描かれているのが新鮮だった。
本当に物事の見え方や捉え方って
人によって違うのだと感じた。
あとは、主人公の女性が
すでに結婚している男性と
飲みに行くシーンがあるのですが
そこで、
「この人と居るとシャンパンが飲みたくなる
この時間が非日常だと思っているからかな」
という意味合いのことを考えていて
面白い視点だと思った。
確かに人によって
行くお店も食べるもの、
服装、飲むものも全然違う。
そこには、その人と過ごす時間の定義
が隠れているんだなと感じた。
私も仲良い人ほど
家とか、カジュアルなお店で
とにかく長く一緒に時間を過ごしたいし
逆に後輩とかだと、
ちゃんと見せようと思って
予約して雰囲気の良いお店を選ぶなー
って考えたりして。
その小さな一つの選択に
価値観が見えるのだと思った。
一つ心に引っかかったけど
意味がよくわからなかった言葉もあった。
分かるような分からないような
言葉だった。
でもきっと大事なものこそ
素直に曝け出すのが難しい
ということなのかなと思った。
いつかハッと理解できる
タイミングが来るといいな。
他にも、
という言葉が心に刺さった。
私もどちらかというと
過去を捨てて生きていく
人間だからだと思う。
未来に目を向けていると同時に
すごく悲しいことでもあるなと
感じた。
そして最後のシーンで
と、主人公が「自分の気持ち」
を受けて入れて、
進んでいく言葉が心に響いた。
人生何があるか分からない。
幸せなことも辛いこともある。
そのどんなときも
自分を持っておくこと、
自分をまず大事にすること
自分の本音に気付くこと
が大事なのだと感じた。
いろんな生き方がある今の世の中で
大事にしたい考え方だなと思った。
本を読んでいて気づいたこと
本を読むのが好きになったのは
実は大人になってから。
特に社会人になって
友達にも恋人にも家族にも
言えない思いや悩みが
できるようになってから。
それでふと気づいた。
今までは自分のことを
全て理解してくれている人が
身近にいたから
本を読む必要がなかったのだと。
だって、本は価値観が広がるものでもあるけど
みんなその中に
「自分の想いを言語化してくれているもの」
「自分と同じ価値観」
を本当は探しているのだと思う。
だから周りにその共感者がいないと
本の世界でそれを探すのだと思う。
本には本当にたくさんの
価値観が書かれている。
小さい頃読んでいたら
ただの難しい本が、今読むと
心にガツンと響く。
それはきっと、自分の思いが
大人になるにつれて複雑になったから。
そして人に言うことがなくなったから。
改めて本ってありがたいな。
そして年々考えすぎて
思考が複雑になっちゃってる気もするけど
考えている自分も好きだから
素直に、まっすぐに本を通して
自分について知っていきたいな。