読書メモ【孤独がきみを強くする】著者 岡本太郎氏①
読書メモ 特に印象に残った言葉
p195 【死ぬのもよし、生きるのもよし、すべて無目的、無条件】
この世の中で自分を純粋につらぬこうとしたら、生きがいに賭けようとすれば、かならず絶望的な危険を伴う。
「死」が現前する。惰性的に過ごせば、死の危機感は遠ざかるだろう。だが虚しい。
死を畏れて引っ込んでしまっては、生きがいはいなくなる。
今日ほとんどの人が純粋な生と死の問題を回避している。
だから虚脱状態になるのだ。個人財産、利害損得だけにこだわり、ひたすらマイホームの無事安全を願う、現代人のケチくささ。卑しい。
人間本来の生き方は無目的、無条件であるべきだと思う。
死ぬのもよし、生きるのもよし。
それが誇りだ。
ただし、その瞬間にベストを尽くすことだ。