記事一覧
あたらしい朝 Ver.2
(末尾に、西木野花恋の遺書を書き加えました。これは、私自身が中学生の頃に書いた遺書から手直しして、挿入しました)
藤椿まよね
新しい朝がきた、希望の朝だ、という歌がある。ラジオ体操の歌だ。
くそくらえ、だ。白波瀬真宵はしらわせまよいと読むが、幸せに迷っている、しあわせまよい、と聞きなす人が多い。
「なんだって真宵なんて名前にしたんだ」と、何度思っ
どす黒いかたまりを産む
藤椿まよね
謎の腹痛。いつもと違う。
菜奈は生理痛をひとと比べたりしなかったが、三日目までをしのげば楽になったし、経血の量も腹痛や貧血と言った不調も自分より重い同級生は多いと感じていたから、生理は楽な方と思っていた。
だけど。
なんやねんこれ。
関西言葉でつぶやいてしまうほど、これは今までと違う何かだ、と感じる。今日は、今までより
ちゃねず もうひとつのウォームグレー
藤椿まよね
絵の具には、灰色、グレーという色がある。このグレーは色味によってとらえる温度感覚が違う。赤い色味によれば暖色系にとらえられ、青い色味によれば寒色系になるだろう。
絵の具のミディアムグレーはちょうどどちらでもない色味で、暖かくも冷たくもない、はずだ。けれど、鼠、と日本画風に表記したらどうだろう。ねずみいろ、としたらどう感じるだろうか