お金で地球って買えるんですか?
グレタが1人で始めた運動は、若者の心を動かし、人々の心を動かし、世界に広がってきています。多くの若者は、地球の上に成り立つ現在の社会が、未来に続くとは限らないということに対して、大きな不安を抱えているのではないでしょうか。この不安が、Fridays For Future の動きにつながっていると私は感じます。
「このような不安を解消するにはどうしたらいいのか?」
今、社会が地球規模で考えるべき課題なのではないのでしょうか。なぜ地球規模で考えなければならないのか。それは、我々の住む地球は人々のベースであり、私たちに幸せ、自由、未来をもたらしてくれる存在だからだと私は考えるからです。
きっと、人が幸せになれる要因の1つに、「地球に住んでいること」というのを、もっと多くの人が認識すべきなのではないでしょうか。多くの人が、目の前の事柄にとらわれ、幸せの要因の大きな部分を見失っていると私は感じます。お金や娯楽、ものなどは、地球よりも私たちを幸せにしてくれる存在でしょうか。お金があれば、地球が滅んでもいいんでしょうか。お金で地球は買えるのでしょうか。
私はそうは感じません。なぜならお金があるより、地球という環境に住まわせてもらっている「今」がとても幸せだからです。お金があっても、地球がなくなるなら、私は金を捨てるでしょう。住む場所がなくて、お金を持っている必要ってありますか?お金はそのとき機能しますか?
僕は若干21でこんなことを言っていると、まだ未熟で世間知らずといわれるかも知れませんが、世間を知っていていいことありますか?世間を知ることが、人生の全てでしょうか。あなたたちの知っている世間は、欲望だらけではありませんか。僕は、世間を知らないからこそできる可能性というのを信じていますし、そんなに金銭欲のない今、見えている世界があります。
若者達が、自らの手で、自らの住む地球を守るためにFridays For Futureような活動をすることは、社会にとってとても意味があることだと思います。年齢に関係なく、人は意見を持つことができます。それは、人が人を生きている証拠なのではないでしょうか。
世間を知っているも知っていないも、それは人間です。
人は、1人1人が違っていて、1人1人が孤独でありながらも、1人1人が意見を共有して、1人1人が暮らしやすい社会を作ろうとする権利があるはずです。そして、以上のことを踏まえて1人1人の不安をできるだけ解消していくべき時期にあるのが、今ではないでしょうか。
若者が声を上げ、社会が受け止められるような環境ができることを私は臨んでいます。