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GOOD WAR TOUR 14. 1、2のぽかん


朗くんのいいねしている猫画像botみたいなのがしょっちゅうタイムラインに流れてくる。
この人いつも猫にいいねしてるな。
そう言うと、朗くんは「誰かのタイムラインに猫が現れるといいなとおもって……」と言っていた。

用あって1時間遅刻ののち稽古場に入ると、ふくらはぎの調子はどうかと聞かれる。下りの階段が特につらいです。ペンギンみたいに歩いています。一昨日雪の中で転んで足首をやりました。

諸江さん、新しく与えられたところのせりふが入らずくやしそう。
その脇で、綾子さんはひっくり返ってアップをしている。

まをさんは私よりよっぽど京都の地理に詳しい。今日は和菓子屋を5軒梯子したという。
もうすぐ絶滅してしまう木箱を買った。

お土産の栗饅頭を食べ終えて、綾子さん、「え……もっと食べたい」。貪欲。

これは食べる前。

綾子さんとまをさんが朝ドラの話で盛り上がっている。
朝ドラは、一日13分の中で起承転結があり、一週間の中でも起承転結があり、一年間の中でも起承転結がある。
私は見たことがないのだが、それってすごいな。朝ドラも大河ドラマも連ドラもほとんど見たことがない。ドラマというものに縁がない。

名村のことを考えながら稽古を進める。距離がよくわからない。
アゴラって立体的だったけれど、名村は平面的な舞台だなと思う。

人が均等なリズム、ペースで移動するとき、とても自分の意思でそうしているとは思えなくて、なんだかシステムや誰かの意図によって動かされているように感じる。ほんとうにそうなのかはぜーんぜん分からないのだが。

前後の移動というのがどういう意味を持つんだろう。
遠くと近くを行ったり来たりしている。距離感を変えている。人が喋るとき一歩前に出るような、主役と脇役があって、それがくるくる入れ替わるようすを思い出す。

あの日、から、思い出すターンに入る。
空間の時間が変わる。誰かの記憶に入っていく。
今の語りと、過去の記憶を行ったり来たりしながら「この」時間が進んでいく。

諸江さんって「妻」とか「奥さん」とか言うのが似合いそう、と思ってた、思う、けれど、いがいと「彼女」がしっくりきてるな、と稽古中思った。
聞き慣れているから?



稽古19回目
日時:2022年1月15日(土)
出席:河井、伊奈、諸江、渡辺、蒼乃、田中
場所:京都芸術センター 制作室4







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