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私の英語多読遍歴156:The Maid

洋書ファンクラブのレビューから。

空気が読めない、人の会話や行動の裏にある気持ちが読み取れない、そのために人間関係で困りごとが多かったMolly。ずっと育ててくれた祖母の助言でどうにかやってきていたが、その祖母が亡くなり人生は困難度を増していた。ホテルでメイドとして働き、その仕事には誇りを持っていたがある日顧客が部屋で死んでいるのを発見。そしてその殺人容疑がかけられてしまう。

ただ正直に生きているだけなのにどんどん悪い状況に追い込まれていくMolly。絶対そいつ悪いやつだって!というのが読んでいるほうにはわかるのに、Mollyにはわからず騙されて利用されるのが可哀想で。。でも本当に困った時に助けてくれる人がいて、この事件をきっかけに人生も好転するというおまけつきで読後はさわやかです。

結局あれって?という小さな謎がいくつか残るものの、それもまた白と黒ではあらわせない世界ということかなあなどと適当な解釈をしてよしとしました。

Mollyの言葉は丁寧なので理解しやすいです。おばあちゃんの影響で古い言葉や表現もたくさん使っているので、そこは見慣れないところもあるけど学習者的にはスラング満載のYAよりは読みやすいのは間違いない。作中にでてきたテキストメッセージの略語、Mollyが意味がわからず困っていたけれど私もわからなかったw

ソーシャルスキルも大事だけれど、それよりも大事なこともあるよねと思わせてくれる、あと掃除ちゃんとしようと思うそんな話です。

以上「The Maid」でした。

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