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私の英語多読遍歴154:The Thursday Murder Club

TLで面白いという話を小耳に挟んだので。

リタイアした老人たちのためのコミュニティビレッジでは、彼らのためにさまざまなアクティビティが用意されており、また趣味の集いも活発だ。その中の一つが「Thursday Murder Club」。メンバーたちは毎週木曜日に集まって過去の殺人事件を再考察していた。そんな中、コミュニティ内で本物の殺人が発生!メンバーたちはここぞとばかりに自分たちで調査を開始する。

元警察(だよね?)のエリザベスをホームズに、おっとりしたジョイスをワトソンに、元気な老人たちが警察と協力したり翻弄したりしつつ事件を解決する話です。ひとつの事件が新たな犠牲者を生み、またそれが過去の悲劇とも結びついているということで登場人物も多くなかなか複雑な構成でしたが面白かったです。

次々怪しい人物が出てくるのですが、レッドヘリングもミスリードもたくさんあって誰が犯人なのかまったく検討がつきません。

みんな元気な老人なのですが、「糖尿病だったら注射器使えるんじゃないか」「だったらだいたいみんな該当するわな」という会話とか、スカイプでやりとりしたはいいけれどどうやって切るのかわからないとか、ちょいちょい笑わせてくれます。

英語は人の名前で読み方がさっぱりわからんものはありましたが、あとは推測で理解できるくらい。会話が主なので難しい言い回しなども基本的になくて読みやすかったです。

殺人ミステリーではあるものの、ユーモアがあってみんな飄々としているので楽しく読めました。続編もあるので読みたいのですが、なかなかのお値段なのでセールを待つ予定です。(3作目が9月に出るようです)

以上「The Thursday Murder Club」でした。

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