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私の英語多読遍歴167:Granny's Got a Gun

Harper Linの膨大なシリーズのうちのひとつ。設定に惹かれたので。

静かで退屈な町で老人の集まりに出かけたり孫の子守りをしたりと穏やかな日々を過ごすバーバラは、実は元CIAのエージェント。ある日ブッククラブの集まりで参加者の一人が突然死んでしまった。みな心臓発作だと思っていたが、バーバラにはそれが毒殺であるとわかった。だとすると犯人はこの善良な老人たちの中にいる!退屈な日々に飽き飽きしていたバーバラはこの事件を解決してみせると調査に乗り出した。

一見普通のおばあちゃんなのに元CIAエージェントで銃を扱い体術にも長けているなんてかっこいい。こういう密かなバックグラウンドがある人というのに憧れがあります。

ミステリーというほどのひねりはありませんが、犯人、凶器、動機を見つける過程はなかなかに面白いと思いました。うまくおばあちゃんの日常とからませていて、そこからここに辿り着くかーという感じ。特に13歳の反抗期の孫とおばあちゃんというコンビはいいですね。戦争のゲームをする孫を見ながら「音にリアリティが足らないわね」とか思う実戦経験者w(家族にも過去の仕事は秘密です)

146ページと短いのですぐ読めます。英語もシンプルでわかりやすい。この作者の本はどれもいい感じにまとめてくれるので長さの割には満足感はあるかも。多読で何を読むか迷っていたら、この作者のシリーズを読んでみるのもいいと思います。(なにしろ本当にたくさんある)

以上「Granny's Got a Gun」でした。

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