私の英語多読遍歴152:Howl’s Moving Castle
ごぞんじジブリ映画「ハウルの動く城」の原作。
あらすじは有名だと思うので割愛。
日本語訳のタイトルは「魔法使いハウルと火の悪魔」なんですが、原題のほうがアニメそのままですね。
アニメの方は公開時に観ましたし、その後も金ローなどでたびたび目にする機会があったのですが、正直「ハウル(≒キムタク)はかっこいいけどもストーリーがいいまいちよくわからん」というのが感想でした。つかみはともかく展開が意味不明で結局なんだったん?っていう疑問が残ったまま早数十年…。
原作を読んでみたら全然話が違うということがわかりました。
物語の導入部分、荒地の魔女に老婆にされた帽子屋の長女ソフィーがやけくそでハウルの城に入り込みなんだかんだ住み着くあたりまでは同じ。でもあとは王様とか魔法の先生とか王子とかエッセンスはあるものの完全に別物の話でした。
ハウルはアニメより困ったちゃんで、カルシファーもあんなマスコットではない。マイケルも普通の?見習いの少年(子供ではない)でソフィーもめんどくさい性格をしています。荒地の魔女にいたっては別人オブ別人でしたw
アニメ版を期待して読むとあれれとなると思います。
アニメが雰囲気映画だったのに比べるとちゃんとストーリーがあるので、そういう点では原作の方が面白かったです。この話は三部作ですが、ハウルの話はこれで完結しているということなので、原作としてはこれだけでOK。
巻末に作者インタビューがあり、「アニメ化どう思う?」な質問もありました。回答は結構辛辣なものもあり…w
アニメはおいといてもファンタジーとして面白かったです。9歳からという児童書なので英語もわかりやすいですし、楽しく読めました。
なお2巻が「Castle in the Air」なのですが、「天空の城ラピュタ」とは一切関係ありません。(と注釈がありましたw)
以上「Howl’s Moving Castle」でした。
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