社員の労働時間とタスク管理が優先すべき管理者の仕事
業務管理システム「BizLib(http://www.bizlib.net/)」を提供する株式会社SMBが、企業の経営者・管理職1000名強を対象に、労働時間管理についての課題を聞いた調査「中小企業の社内管理に関する実態」の結果が公表されました。
結果、日々、管理者が社員の労働時間管理やタスク管理に使えている時間は、85%近くが1時間未満ということがわかりました。
管理者の現実は自分の仕事が忙しい
私も、6名ほどのチームのマネージャーです。
書類の承認や決裁は日々それなりの時間行なっていますが、メンバーの労働時間をチェックしたり、どんな仕事を何時間やっているか、その進み具合がどうかなどを確認する時間は、毎日は行なえていません。
週に1、2時間、毎月勤怠締めの日にプラス1、2時間というところでしょうか。
ならせば、月間多くて10時間、月に20日出勤とすると、日に30分。
このアンケートの26.3%、4人に1人と同じくらいになります。
さきほど、85%近くが毎日1時間未満しか労務管理、タスク管理に使えていないと述べましたが、さらに問題なのは、30%弱が15分未満と答えているところです。
0分、という回答がないところをみると、全く行っていない場合もここに入っていると見るべきです。
では、管理者はそれをやらずに何をしているのかというと、私の場合は、自分の業務です。
おそらく、そういう人が多いから、この数字になっているのではと思われます。
採用困難時代にとるべき方法
ですが、それでは乗り越えられない時代が目の前に来ています。
世の中は労働力不足の時代、人が辞めたら補充はなかなかできません。
今後のことを考えれば、いまある仕事のうち、効果が高いものを洗い出し、労働時間がかかるわりには効果が低いものはやめていかねばなりません。
これまで通り、あれも、これも、これまで通りのやり方では、まわらなくなっているのです。
そうして業務を選別したあと、残す業務は見える化して、徹底的に効率化する必要があります。そうしないと、少ない人数でやりきれないからです。
そういうことに、管理者は時間をかけるべきです。
ですが、できていない現実が目の前にあります。
とはいえ、このままでは沈むばかり。
これはやめてもいいのでは、これはもっといいやり方があるのでは、そういう視線を、チーム業務に日に15分でももって、少しでも変えて行けたら。
そういう視点で、仕事始めから向き合おうと思います。
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