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宮沢賢治|映画「銀河鉄道の父」を観て!リアルに5回、泣きました。

岩手県で生まれ育ち
現在都内で働く若者の
映画感想文と、岩手の紹介。

1. 映画情報

小説家・門井慶喜が宮沢賢治の父である政次郎を主人公に究極の家族愛をつづった直木賞受賞作「銀河鉄道の父」を、「八日目の蝉」「いのちの停車場」の成島出監督のメガホンで映画化。

岩手県で質屋を営む宮沢政次郎の長男・賢治は家業を継ぐ立場でありながら、適当な理由をつけてはそれを拒んでいた。学校卒業後は農業大学への進学や人工宝石の製造、宗教への傾倒と我が道を突き進む賢治に対し、政次郎は厳格な父親であろうと努めるもつい甘やかしてしまう。やがて、妹・トシの病気をきっかけに筆を執る賢治だったが……。

役所広司が政次郎役で主演を務め、長男・賢治を菅田将暉、賢治の妹・トシを森七菜、母・イチを坂井真紀、祖父・喜助を田中泯、弟・清六を豊田裕大がそれぞれ演じる。「かぐや姫の物語」「この道」の坂口理子が脚本を担当。

銀河鉄道の父 : 作品情報 - 映画.com

2. なぜ観ようと思ったか


岩手で生まれ育ち
都内で働く私。

近頃、
「故郷である岩手のために
何かできることはないか?」
とよく考えます。

同時に、そもそも、
「私にできることはいったい何なのか?」
とも。

ひとまず情報収集をしようと思い
この間、岩手県二戸市にある実家に帰省。
そして、中高を過ごした盛岡市を
学生時代の記憶と重ねながら散策しました。

それから
帰省した後も
強く地元に想いを
馳せている訳です。

東京で感じることのできる
岩手を探しました。

どうやら岩手県出身の詩人・童話作家の宮沢賢治を取り扱った映画『銀河鉄道の父』が上映中らしい。

私が上京し大学で出会った友人を誘い日比谷シャンテに向かいました。

友人は学生時代に日本文化についても
研究していたことから
その分野についても教養がある。

普段からとても話がおもしろく
また、「岩手のために何かできることはないか」というテーマに関しヒントを得たいということから、誘ってみました。

3. 映画を観て

映画が終わったあと、
おもしろいことに
私も友人も同じ感想を持ちました。

「もったいない!!!」

なぜなら、

「こんなにおもしろいのに、何で周りの皆はみていないんだろう?」
「こんなにおもしろいのに、なんでメディアで大きく取り上げないんだろう?」

と思ったから。

4. 私にできることはいったい何なのか?

農業、人造鉱石、日蓮宗の仕事に
強い興味を持っていた宮沢賢治が
なぜ急に童話を書いたのか。

描かれるエピソードは
私たちが今の時代を生きていくにあたっても
大きなヒントとなると感じます。


冒頭で述べた
「私にできることはいったい何なのか?」
という気持ちを全く同じように
宮沢賢治も抱えていたんだろうと
私は思います。

多くの映画館では
6/8で上映終了しているようですが、
まだ公開中の場所もあります。

まだ観ていない人は
ぜひ足を運んでみてください。

私は順番がいけないのかもしれませんが、
小説を読んでみたいと思います。

5. おまけ「いわて銀河プラザ」

ちなみに映画を観終わった後は、
銀座にある岩手のアンテナショップ
「いわて銀河プラザ」に友人を案内し、
更にいわて色に染めました。

宮沢賢治グッズや岩手の美味しいもの、
以前紹介した浄法寺塗のうるみ工芸で
作った漆器や南部鉄器などの
伝統工芸品も販売しています。

見るだけでも楽しくておすすめですよ!

(バナーは映画「銀河鉄道の父」公式HPより引用)

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