シェア
mayo
2020年8月31日 16:36
わたしたちが出会った時、彼女は約一年後の移住に向け、様々の可能性を胸に輝かせている最中だった。そんなわけで、共に過ごしたのは、一年という、短く濃いひと時。出会う人を力強く魅了し、懐深くに巻き込んでいく彼女は、わたしに無い物ばかりを備え眩しく、その凸凹が不思議にお互いを励ます存在。まだ親しくなりたてのほやほやの頃、『ちょっと話があるんだけれど』と、家に招かれた。話の中身に見当もつかなくて、重