1105 短歌
これはわたしのことを書いたのですか。
少し悩んでそう。と答える
だぼだほの服をまとって確かめる被膜のような人との距離を
エリートが集う私立の参観日猫が発情校庭交尾
レントゲン映るわたしの醜さに相槌を打つ医療と親と
夕暮れに支配されてる肉体は蛍光灯の下で泣けない
蝸牛から祈り伝わり嘘をつく骨まで障れ此度の別れ
目眩、夜 あの人もそう 歪んでる 直線を引く 交わらぬまま
鎖骨から抱きしめる海上下すらわからないほど狂えれば いい ?
腰骨は失ってゆく人生とあまり関係ない時痛む
供述は外の世界をわたしの骨に見せてあげたいと思った
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