【展覧会レポ】今、なにかと話題の美術館に行ってきたら、まさかの出会いがあったよ@DIC川村記念美術館
9月の初めのまだまだ猛暑日が続くときに、DIC川村記念美術館へ初めて行ってきましたので、その感想を残しておきたいと思います。
結論から申し上げますと
佐倉市にあるからこそ、DIC川村記念美術館はより魅力的である言えると思います。
館内の建築や作品が素晴らしいのはもちろんのこと、広大な庭園の素晴らしさ、豊かな自然や四季折々の花々を見ることができました。
DIC川村記念美術館と言えば、
休館するということが記事にもなり、ご存知の方も多いかと思います。
来年の2025年1月から休館すると、美術館側から発表がありました。
休館の理由は、このままでは美術館の現状維持が難しい為とされています。
今後は、東京への移転or美術館運営の中止の二つの案、検討されるとのことです。
追記:9/30 DIC株式会社がDIC川村記念美術館の休館を2025年3月下旬まで延期すると発表がありました。桜みれるかもしれませんね。
最近では、前澤友作さんが、Xアカウントにて
「美術愛好家として協力したい」とポストをし、DIC川村記念美術館所蔵の作品購入に意欲を示したことも記憶に新しいかと思います。
アクセスについて
京成佐倉駅から、無料の送迎バスが出ているの
そのバスに揺られること約30分程度で、DIC川村記念美術館へ到着です。
・レトロなかわいさ
途中経由した京成佐倉駅に貸傘返却箱があって、個人的にすごく良いなと思いました。急な雨があったときに傘を貸したり返したりされていると思うと、とても平和に思えました。こうした文化が続いてらっしゃる駅や地域って、素敵ですよね。
美術館の建築について
美術館内については、入り口部分の照明やステンドグラスについては撮影できますが、館内の作品は撮影できませんので、お気をつけください。
・来館者を迎える美しい照明
館内入り口の天井にあるお花のような照明がお出迎えしてくれます。
この照明もとてもやわらかな光で、ついつい見惚れてしまいました。
・建築と自然が一体に
また自然を存分に存分に感じることのできる、建築でした。
床に落ちる、木洩れ日が絶えず形を変えていて、
まるで一つの作品のように完成されていました。
庭園について
・白鳥がいる…池?
DIC川村記念美術館と言えば、
白鳥が優雅に泳いでいる広いお庭を所有されているイメージがありました。
日本で見られる白鳥は、渡り鳥です。
シベリアで繁殖して、冬の厳しい時期には日本列島の海岸沿いや北海道へ移動してきて、
またシベリアに戻っていく…
ということは、今のこのあっつい時期には白鳥はシベリアに帰ってるなー。
これから涼しくなってから、もう一度…DIC川村記念美術館へ行こうかな。
え?普通に白鳥いる!?しかも2羽いる!?つがいで仲良く泳いでる!
この日は、初秋にも関わらずの太陽の眩しい夏日で、気温34°超え。
流石の白鳥もたっぷりの羽毛で暑そうでした。
だって、羽毛のない人間でも暑いもの。
思いがけず、白鳥を発見・観察することができてよかったです。
もしかしてDIC川村記念美術館の白鳥は1年中、この庭の池にいるのかな?
たまたまでしょうか。
でも、白鳥を見ることができてよかったです。
・豊かな自然と植物たち
DIC川村記念美術館の敷地は大変に広いです。
ちょっと散策していると、萩が群生していました。秋の風物詩ですね。
小道には萩が群生していたので、萩の花を見ながらお散歩ができました。
現在の花見は桜が主流ですが、
奈良・平安時代にかけては梅や萩が中心でした。
萩は秋の花見の象徴で、
月を眺めながらその儚い美しさを愛でていたそうですよ。
紫陽花、桜、紅葉と様々な木々が植えてありましたので、四季の美しさが感じられそうで、非常によいですね。風光明媚な庭園です。
他にも下記の、植物を見ることができるそうです。
どの時期に行っても、何かしらの植物に出会えそうです。
美術館のInstagramでも見頃の花々を紹介されているので、そちらも是非チェックしてから来館されるとより楽しめそうです。
3月 : カワヅザクラ / コブシ/ ハクモクレン / カタクリ
4月 :ソメイヨシノ / シダレザクラ / ヤマザクラ / サトザクラ / フジ
5月 : スイレン / ヒツジグサ / ヤマボウシ
6月 :アジサイ / オオガハス / キキョウ
7月 :ヤマユリ 8月 :ハギ / スイフヨウ 9月 :ジュウガツザクラ
10月:リンドウ 11月:ヤマモミジ
1月:ロウバイ 2月:フクジュソウ 3月:ユキワリソウ
*公式HPより参照
・野外の彫刻作品
少し歩くと、ひらけた芝生の広場に大きな彫刻作品がありました。
芝生を踏んで歩いていると、
ふかふかした草を踏む感触と爽やかな草の匂いが伝わってきます。
ピクニックシートを敷かれて、休憩しているご家族。
木々の木陰で大の字に寝そべる人など、
皆さんそれぞれの時間を大切にされていいました。
広場の周りには桜が植っていたので、
お花見なんかにもぴったりなロケーションです。
野外の彫刻作品については、広場のものを合わせて6点あるそうです。
暑さで全て回りきることができなかったのが残念ですが、次に行った際はすべて制覇したいですね。
・まさかのあの生物
広場を抜けようとするとぴょんぴょんと飛び跳ねるものが、おや?バッタかな。と思ったらまさかのアマガエル!カエル久しぶりにみたよ。かわいい。
でも、日が燦々と差しているこんなところになんで?と思いながら写真をぱしゃり。驚かせちゃって、ごめんなさいね。近くの休憩所の脇に小川が通っていました。きっと、さらに奥の方には小さな池などがあることでしょう。
さいごに
DIC川村記念美術館は佐倉市というロケーションも相まって、自然&展示が光り輝く美術館。所蔵の作品ももちろん素晴らしいですが、所有している広大なお庭が素敵なところでした。日頃の喧騒を忘れて、贅沢な時間を過ごせるそんな美術館でした。行ってよかった、DIC川村記念美術館。
署名活動について
佐倉市が、市の公式ホームページにてDIC川村記念美術館の存続を求める署名を募っています。書面ではなくオンラインにて署名することができるので
私も、オンラインにて署名しました。
1人の力は小さくても、
たくさんの声が集まることで変わることもあるかと思います。
この素晴らしい美術館の存続できるように、
署名にご協力いただけると嬉しいです。
そして、この美術館を訪れたことのない方は是非行って見てください。
追記:2024年10月21日現在 57,361件署名集まってます!
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