〈Travel〉英国でミンスパイの食べ比べ記録①～コッツウォルズ～｜2022.11
ミンスパイ
ドライフルーツやナッツを甘く煮た
“ミンスミート”と呼ばれるフィリングを
ショートクラストペストリー
(タルト生地のような)やパイ生地に詰めた
クリスマスのお菓子。
英国では、クリスマス時期になると
ベーカリーやティールーム、百貨店、
スーパーで様々な形のミンスパイを見かけます。
今はあまりない習慣とのことですが
イエス様の十二使徒にちなんで、
クリスマス（12月25日）から一日一つ、
計十二個食べる習慣があったそうです。
elf's Tearoom 当店のミンスパイは、オレンジやスコッチウイスキーで香り漬けをしフルーティーに仕上げています。
トップの飾りは、クリスマスのオーナメントのように雪の結晶、トナカイ、ベルなどで飾り、お客様にお好きなものを選んでいただいています。*
🎄
11月に英国旅をしてから一年も経ってしまいました。
毎年１１月～１２月の販売でミンスパイを並べていて、試作も重ねているのですが、「美味しくできたけれど、これであっているのかしら・・・」と、英国でミンスパイをいただいたことがなかったのがずっと気持ちに引っかかっておりました。
去年の１１月にヨーロッパと英国をまわってクリスマスの雰囲気やお菓子も経験できたので、ミンスパイも答え合わせができてレベルアップできたかなと思います。＊
その中で出会ったミンスパイを少しずつご紹介します⭐
コッツウォルズで見つけたミンスパイ
チッピング·ノートン Chipping Norton
①Nash's Bakery
1929年オープン、ナッシュ家が営むベーカリー
町の人に長く愛されているという印象を受けました。店員さんもあたたかい方々で、並んでいるパンやお菓子もどれも美味しそうでした。住んでいたら毎回買いに行ってしまいそうです。
お砂糖がまぶしてありました
見た目も可愛らしいです
さまざまなお菓子も並んでいました
②スーパーマーケット コープ Your Coop Food
ベーカリーの近くにスーパーマーケットがあり、パンコーナーにもミンスパイがありました。(残念ながら手が塞がっており、売場の写真は撮ることができませんでした)
バスケットがパンごとに並んでいて、すぐ目につくところにミンスパイがありました。大きかったのと、星形で飾られていたのですぐわかりました。
手前 スーパーのミンスパイ
⭐宿で用意してくれていた紅茶といただきました
⭐どちらのミンスパイも甘さがあり、ミンスミートはレーズンやカレンツたっぷりでねっとりとした食べごたえがありました。ねっとり感は糖度が高めの最中餡のような感じです。
⭐ベーカリーの生地は“ほろさく”なのに対し、スーパーマーケットの生地はクッキー生地のようにサクッとしていて土台がしっかりしていました。
ストラットフォード·アポン·エイボン
Stratford-upon-Avon
③Havilands Tea Room
グリーンが目印のティールームにて
購入してすぐに写真を撮りました
⭐ミンスミートはこちらも甘くねっとりとしていました。英国の濃いティーウィズミルクと合わせていただくと甘さも丁度よい塩梅に。甘さはありますが一つぺろりと食べられる美味しさです。
⭐生地のショートクラストぺストリーはミンスミートが染みていてしっとり。ミンスミートは生地ですべて覆われています。
⭐振りかけてあるお砂糖は粉のようにふわふわとしていて、外が寒かったのでお砂糖も冷たくなっていたのが熱い紅茶と合って美味しかったです。
🎄
ミンスパイの食べ比べ旅日記。
はじめに、コッツウォルズで見つけたミンスパイをご紹介しました。もう一年前の記憶ですが、写真とそのときのメモがあると食べたときのことを思い出しますね。
皆さんはミンスパイはお好きですか？
日本ではあまり馴染みがありませんが、最近はティールームや英国菓子のお店も増えているのでお召し上がりいただける機会も増えてると思います✨
成城石井さんにはショートブレッドでお馴染みの英国ブランド、ウォーカーのミンスパイが並んでいて、購入してelf主催のお茶会に持っていったこともあります。お客様は本場の衝撃的なお味に紅茶をたくさん飲まれていました。楽しい思い出です。*
ミンスパイ食べ比べ旅日記はまだ続きます。
次回もお楽しみに。
May
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