おむすびころりん
幼稚園の時の将来の夢に「おにぎりやさん」と書いたのはわたしです。
周りが「おかしつくるひと🍪」とか「おはなやさん💐」とか可愛らしい夢を描く中、「おにぎりやさん」ってなかなか硬派な幼稚園児だ。
でもあの頃は、おばあちゃんがつくる鮭フレークが入った、まぁるいおにぎりがだいすきでだいすきで、これをいっぱいいっぱい並べてみたいと思ったのだった。それはきっとわくわくするステキな光景で。
今でもおにぎりはすきだ。お昼は自分で握ったおにぎりを持っていく。丸いやつ。そういえば母のつくるおにぎりも丸っこかった。三角に握れない(握らない)のは遺伝なのかもしれない。
最近、おにぎり屋さん流行ってるのか新しいお店とかもできて、これもまたおいしいんだな。
ということで、金沢でおにぎり屋さん巡ってみました。おむすびころりん。
米粒万倍
まずすっとんとんしたのは米粒万倍さん。
おかかクリームチーズと黒とろろ。たちのぼる湯気から分かるように、熱々の豚汁付き!
玄米か白米か選べたので1個は玄米にしてみた。
ふんわり、三角。
旨味がすごい。口当たりはふわっと優しいのに、どこか豪快で、肝っ玉母さんみたいだ。
めちゃくちゃおいしかったけど、わたしには少し塩味が強かった。でも夫はものすごく気に入ってた。確かにおいしいことには間違いないし、また食べたいなあって思ってる。
山里の咲
職場の先輩と後輩と、女子会ランチだ〜!と訪問したのは山里の咲さん。
選べるおにぎりは結構珍しいものもあって、悩んだ結果、「大豆とあおさ」と、「はいから」というイートイン限定おにぎりを選択。
ちなみにお味噌汁も豚汁かあおさか選べた。優柔不断な先輩が「選べる自由ほど不自由なものはない」と真剣に呟いてて可愛かった。
大豆がごろっごろ!これもおいしかったけど、はいからおにぎり、要は天かすおにぎりなんだけど、彩りもかわいいし、味もサクサクの食感と優しい塩味で、わたしも先輩も後輩も思わず黙ってもぐもぐしてた。口福は時に人から言葉を奪うのだ。
お高めなので、たくさん食べる人からはコスパ悪く感じるかもだけど、はいからおにぎりは一回食べてほしい。からんからんと、花のように笑うはいからさんが通るんだ。
そらみそ食堂
ずっと行ってみたかったそらみそさん!
休日に夫を「おにぎり!おにぎり行くよ!」と叩き起こして行ってきた。
まんまる…!尊い…!
ツナ味噌胡桃と塩麹鮭にした。お惣菜一品も好きなの選べる。お味噌汁も選べる。優柔不断が爆発する。
おにぎりは柔らかすぎず、硬すぎもせず、本当にちょうどいい。そんでおいしい。ただまっすぐにおいしい。
夫が頼んでた坦々風お味噌汁もおいしそうだったなあ。結構辛いみたいだけど、血が巡りそう。
ほのむすび
金沢駅前に期間限定オープンしたほのむすびさん。早速行ってみた。
彩りごまとおかかクリームチーズ。
彩りごま、華やかで可愛いね〜!
お米がもっちりふっくらしてて、ふくふく笑顔のほっぺがかわいい女の子みたい。青空の下で「おいしいね!」って言い合いたい。そんなおいしくてあったかいおにぎりでした。
お米は輪島の門前米。おにぎり1個買うと能登への支援になるらしいので、2個でも3個でも10個でもみんな買おう。ぜひ。
おむすびころりん
小学生の遠足で、おむすびを取り出してあむっと食べる。アルミホイルに包んであった。取り出す瞬間はなんとなくわくわくして。湿気でぺたっとなった海苔もむしろすきだった。
受験生の時もそうだ、お昼前の授業中にお腹がめちゃくちゃ鳴るのが恥ずかしくて、母に頼んで小さめのおにぎりを持って行って、それを食べて空腹を凌いでた。懐かしい。塩むすびだった気がする。小さな丸いおむすび。
おむすびって何かしらの思い出に結びつく。お結びなのかな。どうなのかな。なんでもいいや。おいしいんだもの。
おむすびころりん🍙巡り、してみてね。