俺から言わせれば:その1:オリパラを横目に、スポーツの必要性について考察する。
スポーツは勝負である。
勝者がいて、その裏には敗者がいる。
大坂なおみ選手のインタビューについて、世論は肯定的だが、私はそうは思わない。
試合に出場し、相手を打ち負かし、勝者となり、インタビューを拒否する。
そこに、敗者へのリスペクトはないのだろうか。
敗者へのリスペクト、これがスポーツの真髄なのだ。
勝つために競技をする。
そのためには、まず自分に打ち勝つ必要がある。
自分に打ち勝つことが出来たら、それは人生の充実と呼ばなければならない。
それはスポーツのみならず、事務仕事、人間関係、様々な場所に介在するのだ。
自分に打ち勝つためには、敗者が必要なのだ。
自分に打ち勝てば、誰でも勝者になれる。
しかしそこには必ず敗者も存在する。
その敗者へのリスペクト。
これなしに競技をするべきではない。
アスリートだけでなく、これは全ての人間に言えるだろう。
勝者インタビューとは、ファンだけでなく、敗者へのリスペクトも含んでいる。
もしそれを拒否するのであれば、試合そのものを棄権すべきなのだ。
私はアスリートとして、そのように考える。