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ハリーポッターのルーナ・ラブグッドの名言(迷言)と彼女に学ぶ英語〜Don't worry you are just as sane as I am!〜
今日はハリーポッターでお馴染み、ルーナ・ラブグッドに学ぶ英語について。
ハリーポッターのファンサイトよりルーナラブグッドについての記事を読んでみました:
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テキストマイニングを使ってLunaの周りでどんな単語が頻出して使われていたのか表されています。
主人公はハリーなんだから頻出単語はハリーになりますよね。
でもdreamyとかsereneとか、まさにルーナっぽい。
ルーナはMBTIテストでも同じ属性のINFPなのでとっても親近感を感じます。
ルーナ・ラブグッドについて
Doing what makes you happy in life is paramount, whether that be reading The Quibblerupside-down while wearing Spectrespecs, or constructing the ultimate lion hat to end them all.
人生で自分が幸せになれることをすることが最も重要です。
スペクタースペックを装着しながら『ザ・クィブラー』を逆さまに読むことでも、すべてを終わらせる究極のライオンの帽子を作ることでも構いません。
paramount は最高な、主要なと言う意味(= supreme)
(=more important than anything else), supreme
Human rights are of paramount importance. 人権は最も重要である。
Luna actually had a pretty dark past, but you wouldn’t know it from talking to her. When she revealed to Harry she lost her mother at a young age, she also calmly explained that she knew she’d see her again one day.Her classmates may have found it funny to take her possessions but Luna merely noted that they always found their way back to her eventually. Even when she was kidnapped and held prisoner in the Malfoy Manor cellar, Luna kept her fellow prisoners’ spirits up. Again, you’ll probably not find yourself kidnapped by Death Eaters any time soon, but it’s good to react to the less favourable parts of life in a Luna Lovegood kind of way.
ルーナは実はかなり暗い過去を持っていましたが、彼女と話しただけではそれはわかりません。幼い頃に母親を亡くしたことをハリーに打ち明けたとき、彼女はまたいつか母親に会えると知っているとも穏やかに説明しました。クラスメイトたちは彼女の持ち物を盗むのを面白がっていたかもしれませんが、ルーナは、それらはいつか必ず自分の元に戻ってくるとだけ言っていました。誘拐されてマルフォイ邸の地下室に囚われたときでさえ、ルーナは仲間の囚人たちを元気づけていました。繰り返しますが、あなたもすぐに死喰い人に誘拐されることはないかもしれませんが、人生のあまり好ましくない部分にルーナ・ラブグッドのような方法で反応するのは良いことです。
ルーナは学校でいじめられていて、学校で物を隠されたりしています。
でも、靴を盗られても、いつか戻ってくると信じていました。
いじめられていても自分の世界を守り、大切にしポジティブな面に注目するルーナ。
持ち物は"possession"表現されています。
possessionとobsessionについて
possessionは複数形で「所有物」と表されることが多いです。
ルーナの所有物がクラスメイトに盗られる話でも登場。
Her classmates may have found it funny to take her possessions but Luna merely noted that they always found their way back to her eventually.
クラスメイトたちは彼女の持ち物を盗むのを面白いと思ったかもしれないが、ルナは、それらは結局必ず彼女の元に戻ってくるとだけ述べた。
one's personal possessions 個人の所持品
The room had been cleared of all his possessions.
彼の持ち物はすっかり取り除かれていた。
possessionにも「〜に取り憑かれること、こびりついた」と言う意味もありますが、obsessionの方が「取り憑かれた」と言う意味が強いようです。
英語圏の方の回答もpossessionは単なる「物理的な所有物」、obsessionが「取り憑かれていること」と言う回答が多いようです:
Obsession means that you are so interested in something that you can't stop thinking about it.
"I have an obsession with music." 「私は音楽に執着しています。」
Possession means an object that you own, or is on your person.
"This necklace is my prized possession."
「このネックレスは私の大切な所有物です。」
でもpossessionも形容詞であれば取り憑かれているという意味もあるようです:
形容詞possessiveの使用例:
a possessive mother
子離れできない母親
ルーナの名言(迷言)“Don't worry. You're just as sane as I am.”
ハリーはハリーポッターと炎のゴブレットでセドリックの死を目の当たりにします。一度人の死を見るとセストラル(Thestrals)と言う黒い馬がが目に見えるようになります。
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他の友達は人の死を目の当たりにしたことがないので、ハリーがセレストラルの姿に困惑している姿を理解してくれません。
そんなハリーにルーナが励ますために「私と同じくらいまともだから心配しないで!(Don't worry. You're just as sane as I am)」と言います。
ルーナはちょっとおっとり天然系で代わっているので、学校ではLunaと言う名前に準えてloony(狂気の、愚かな)と呼ばれている。
そんなちょっとinsaneなルーナに私と同じくらいまとも(sane)だから大丈夫だよ、と言わた言葉がこちら:
“Don't worry. You're just as sane as I am.”
実際、母親が亡くなる瞬間に出くわしてしまったルーナも、セドリックが殺される瞬間を見てしまったハリーも、セストラル(Thestrals)を見ることができます。
面白いのは単に死を目撃するだけでなく、その死を理解できること、受け入れることができた人にだけ見えると言うところ:
Being able to see Thestrals is a sign that the beholder has witnessed death, and gained an emotional understanding of what death means.
ハリーは0歳の時に両親が死ぬところを目撃しているはずですが、まだ小さくて死の意味を理解できなかった。
4年生の学期末、友人のセドリックが死に、しばらく経ってゆっくり受け入れ始めた時にセストラル(Thestrals)が見えるようになります。
While somewhat intimidating in appearance, these carnivorous horses are emblematic of a journey to another dimension, and reward all who trust them with faithfulness and obedience. Thestrals are native to the British Isles and Ireland, though they have been spotted in parts of France and the Iberian Peninsula; they seem to have an association with wizards who descend from the horse-loving Celtic peoples. Other parts of the world have their own equivalent to Thestrals.
見た目は少々威圧的ですが、この肉食馬は異次元への旅の象徴であり、彼らを信頼するすべての人に忠実さと服従で報います。セストラルはイギリス諸島とアイルランド原産ですが、フランスやイベリア半島の一部でも目撃されています。馬を愛するケルト人の子孫である魔法使いと関係があるようです。世界の他の地域にもセストラルに相当するものがいます。
ちょっと見た目が怖い馬ですが、ケルト族の人々関係がある。
他の国ではセストラルに値する特有の動物がいるらしい!日本の魔法界にはどんな動物が死を理解した時に見えるんでしょうか。。。?