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哲学者 マックス・シュティルナー(Max Stirner)

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僕の先生の一人です。 ドイツの哲学者でカール・マルクスと同時代を生きました。
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2018年7月の記事一覧

ぼくの問いとシュティルナーの答え⑤

 シュティルナー哲学の真骨頂はエゴイズム(自己性)です。エゴイズムときくと「自分勝手に振る舞う」というイメージをもつ方が多いのではないでしょうか。不快な気分になる方もいるかもしれませんね。 ✍意図せざるエゴイスト あなたはエゴイストです。僕もエゴイストです。ボランティアに勤しむ方もエゴイストです。意図せずとも誰も彼もがエゴイストです。なぜならエゴイストであることは、存在しているもののと性質だからです。  シュティルナーはこういっています。 「諸子が主要事なのであり、誰もが

ぼくの問いとシュティルナーの答え④

 前回はシュティルナーの「唯一者」についてみてきました。今回は唯一者を構成する要素である「唯一性」についてみていきます。 (ぼくの問いへのシュティルナーの答えに辿り着くまでまだまだかかります。端的に言ってしまえるのですが、皆さまにシュティルナーを味わっていただきたい。もう少々お付き合いください)  ✍唯一者の四大元素①概念に現実的な意味を与える。 ②説明不可能性。 ③個体性(唯一無二かつ完全なもの)。 ④自己性=エゴイズムに基づいて活動する。  人間であること。日本人であ

マックス・シュティルナー『唯一者とその所有 上・下巻』事項索引

あ行 愛・・・上56-57/下154,201,203,206-208,210-212,215,228-229,237 エゴイズム か行 革命 家族・・・下99,104 換気される感情 感情・・・下209 完全 教育 共産主義 狂信 競争 享受 共同性・・・下99,104 キリスト教 近代 権利 公共の福祉 交通 国家 固定 孤独 固有 さ行 殺人・・・下56 思惟・・・ 自我 自己意志 自己性 社会・・・下97 自由 自由主義 植物 所有 神聖 真の人間 真理 聖 精神

ぼくの問いとシュティルナーの答え③

 今回はシュティルナーの人間観について詳しくみていきますよ。  ✍「唯一者」とは何か?  ぼくは「唯一者」です。あなたも唯一者です。  道端に咲いているタンポポも唯一者。ねこも金魚も、オケラだって唯一者なのです。シュティルナー曰く、  「どんな羊、どんな犬でも、「正しい羊、正しい犬」になろうと努めたりはしない。どんな動物にとっても、己れの本質が、一の課題として、つまり、現実化さるべき一の概念としてあらわれることなどない。彼らは、己れを生きつくすことにおいて、つまりは解体し