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だからスキを手渡したいんだ week9

こんにちは、だいすーけです。
あっという間に走り去った2月...愕然としてしまいますが、今月もこのシリーズをよろしくお願いします!

直近1週間に読んだnoteのなかからスキnoteをピックアップしてご紹介するという取り組みをしています。今回はその9回目。「自分のスキをしっかり表明する」、これを今年の目標に設定しているので、この取り組みをはじめました。

これはあくまでも主観に基づいた取り組みです。ぼくの言葉でご紹介したいと思ったものを、無理のない範囲でご紹介していきますので、お付き合い頂けたらうれしく思います。

それではさっそくお届けします。
どうぞ!





今ここから、一緒に幸せになると決めた日。 / なつき / 生きるを書く さん

こんな自分がはたして幸せになれるのだろうかと、考えてしまうことがあります。

より良い自分にならなければ

こんなふうに縛られてしまうと、ぜったいにYESであるはずの問いの答えが見えなくなる。一歩引いて考えればわかることも、一度塞ぎこんでしまうとなかなか視野が拡がらないからわかりづらくなってしまう。
そう思い悩んでいたなつきさんですが、あるときこう思えたそうです。

より良い自分にならなくても、今のわたしのままでできることはたくさんあった。

それは、だれかと一緒にいること。さいきん会っていない人のそばに、困っている人のそばに。何ができなくても、ただそこにいるということで、幸せな気持ちになれるかもしれない。
これは、率先して手渡すことのできる幸せのかたち。noteの上での交流にも、たくさんの「幸せになる、する」チャンスが転がっていた。

ただそこにわたしがいて、ただそこに、その人がいる。それでいいんだと思えたこと、そこで交わされる幸せの手渡し。その積み重ねが、回りまわって自分の価値を認めることにもつながっていくのではないでしょうか。


カリリと噛んでみようか。 / 地中海性気候 さん

noteの投稿ボタンを押すときに、地中海性気候さんがいつも確認していることがあるそうです。

「今回の記事も、自分のために書けているかな?」

「自分のために」。
このひと言が何を意味するのか、それは人により異なるのかもしれません。地中海性気候さんが重要視しているのは、「最初に書きたいと思った時の衝動」が、「noteの文字列の中に開放できているのか」。ご自身の「書きたい」に正直になれているかどうか、といったところでしょうか。
たとえばより多く読まれたいと願うなら文章の体裁を整えるなどの努力が必要で、結果的にそれが自分の書きたかったことを正直に反映するための助けになることがあります。しかしながら、いつしかその目的と手段が入れ替わってしまったり、そもそもの目的が気づかぬうちにすり替わってしまったり。経験のある方は、多いのではないかと思うのです。
あらぬ誘惑に負けないように、「自分のために」を守るために。

忙しい毎日の中を過ごす中で、こころに浮かぶたくさんのエピソード(「氷山」に喩えられています)。取り出すまでその形状も味もわからないけれど、それを「カリリと噛んで」自分のなかにもう一度通してみよう。
そう、初心を忘れずに。

私はちょうど一年前の今日、noteにやって来ました。

note1周年、おめでとうございます。


◉ご機嫌な暮らしの中で / こんちゃん さん

”ぼくは僕を卒業しました”

noteの後半に出てくるこの言葉の重さを、今ぼくもすこしは理解できる気がしています。
それはなぜかというと。
一昨年の12月、noteの非公式イベントでこんちゃんにお会いしました。二次会でふたりで話す機会がありました。穏やかで人懐こくて、きっととても真面目な人なんだろうなぁと思ったことを憶えています。
そして今日(これを書いた2/27)、こんちゃんの声を聴きました。stand.fmで放送されているverdeさんとの対談を聴いたのです。
一昨年会って、先日このnoteを読んで、そのあとスタエフの声を聴きました。
こんちゃんの声が変わったなぁ、と思ったんですよね。

東京近辺に住んでいた(間違っていたらすみません)こんちゃんが昨年とおく愛媛に引越しをして、生活が徐々に整っていく様子をnoteやtwitterで見ていました。
的はずれなことを言っているかもしれません。それでも、こんちゃんが今の生活をこころから楽しんでいる感じがよく伝わって、自分探しや自己実現などと言ったら陳腐な表現かもしれませんが、こんちゃんが着実に「なりたい自分」に近づいているような気がしてぼくも嬉しかったんです。

これからもみんなが教えてくれたことをご機嫌にしていくだけ。

距離はありますが、その様子をこれからも見せて頂けたら嬉しいなと思います。風邪、おだいじに。


相手に変わってほしいときは / はちくぼ とよふみ さん

頭ごなしに「あなたが違うから」と言うことには何の意味もない。

相手に変わってほしいと求めるとき、そこにはいったいどんなアプローチがあるでしょうか。はちくぼとよふみさんが、このことについて広告の世界で学んだことを例に書いてくださいました。

変わりたいと自発的に思うときと、誰かに都合を押し付けられて強要されたとき。辿るプロセスが仮に同じだったとしても、そこに伴うストレスの加減は大きく異なりますよね。
ただ、それが仕事だった場合など、誰かに変わることを求める必要性が生まれる場合が往々にしてあるのも事実。

根本的に、人は変わることを、変わるのを強要されることを求めていない。

そんな相手にどう接するか。
どうしてそこに至ったかの、相手の考えを訊く。それを尊重したうえで、「共通のゴール」を用意する。「道が一緒なら、こんな行き方もあるので一緒に行きませんか?」そんな提案が、心地よいコミュニケーションを生む。

はちくぼさん、WEBサイトをつくるときには、読者が隅々まで読んでくれることを想定しないそうです。

どうしたら見たくなるか?を徹底的に考えて、読んでくれた人にすこしでも「読んでよかった」と思ってもらえるような提案をしたい。

誰もが忙しく動き回る世の中で、情報は押し付けるものではない。貴重な時間を割いて、触れてもらうもの。
その思いや経験が、よりよいコミュニケーションや仕事につながっていくのでしょうね。優しい心掛け、素敵なnoteでした。


『冷蔵庫の中から愛を込めて、皆様にお知らせ』 / 七屋 糸 さん

毎夜タイムラインに流れてくるこのnoteを楽しみにしている方も多いと思います。もちろんぼくもそのひとり。
昨年の4月からはじまったこの連載、ちょうど1年の節目となる今月いっぱいで「毎日」の更新を終えられるとのこと。

『冷蔵庫の中から愛を込めて』

糸さんのこの連載をご存じない方のためにすこし説明を、と思いましたが、じっさい読んでいただく方が話がはやいはず。マガジンのリンクも貼っておきますね。

糸さんに一度訊いてみたかったんです、毎日これを更新する苦労。毎日更新で1,000字、2,000字書かれる方もいらっしゃいますが、『冷蔵庫』シリーズのようにイメージを凝縮させた数行を日々積み重ねていくのも並大抵のことではありません。機会があったらそんな創作裏話を訊いてみたいな、なんて思っています。
いずれにせよ、ラストスパート。今月いっぱい、しっかり走り抜けてくださいね!大切な目標、ぜひ実現させてください。応援しています。

ところでいろんなものを冷蔵保存してきた糸さんの『冷蔵庫』ですが、まれに「冷凍保存」されてるのご存知ですか。目撃したかぎり数回ですけど...我こそはという『冷蔵庫』フリークの方、そのあたりご存知でしたらご意見を伺いたいと思います。
いつかみなさんのお気に入りの「冷蔵保存」について語り合う場があったらおもしろいですよね(いいアイデアかも。ちなみにぼくが好きなのは、「幼馴染み」と「涙」です)。



「だからスキを手渡したいんだ week9」、今週も5つの作品をご紹介しました。このシリーズを書きはじめて3か月目、素敵な文章を書く人は恐ろしいほどたくさんいて、それぞれに強みがあって。逐一それを言語化するのはとても難しいことではありますが、できるだけしっかり向き合っていきたいと思っています。
さいきん感じたのは、過去noteのおもしろさ。おもしろいと言っては少々失礼かもしれませんね、「興味深い」ということです。半年、一年と時を経ただれかのnoteに触れあうときに、その人の今のnoteを読むことでその人の中に流れてきた時間を共有させてもらっているような気になるのです。流れた時間の分だけ変わった人、ブレない人、何かを信じてきた人、何かを克服した人。読める時間に限度はありますが、「過去のあなた」にスキを置いてくることにも取り組んでいきたいなと思います。


このシリーズはマガジンに収録しているので、お時間のあるときにこちらもあわせてご覧くださいね!


以上、今回もお付き合いありがとうございました。
それでは今日は、このへんで失礼します。








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