だからスキを手渡したいんだ week11
こんばんは、だいすーけです。
直近1週間に読んだnoteのなかからスキnoteをピックアップしてご紹介するという取り組みをしています。今回はその11回目。「自分のスキをしっかり表明する」、これを今年の目標に設定しているので、この取り組みをはじめました。
これはあくまでも主観に基づいた取り組みです。ぼくの言葉でご紹介したいと思ったものを、無理のない範囲でご紹介していきますので、お付き合い頂けたらうれしく思います。
それではさっそくお届けします。今回はこちらの5作品。
どうぞ!
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これは嘘ですが、毎日連続投稿復活させたい / のちこ さん
これは嘘なのだが、毎日連続投稿を復活させたいと思っている。
冒頭の一行で何やら不穏な雰囲気が漂いましたが、よくよく読んでみればこれは静かで熱い決意表明。
毎日更新は無理だけど、書くことの筋力を養うことに加え、こう宣言することで克服できそうなものがあるとのちこさんはおっしゃっています。
それは、「嫌われる」ことへの恐怖。
嫌われたらどうしようと思いながら人に接するとかものを書くとか、それがどれだけ不誠実なことなのか。人もだけどきっと、自分のこともだましているような気持ちになる。
ほんとうはわかってるんですよね。誰かに嫌われることはあってもその分、
みんなののちこちゃんじゃない、クリエイターとして、人間として、誰かのかけがえのない私になろう。いや、なるのだ。
こう思えればいい。大きな覚悟がいるけれど、この気持ちこそが先へ進む原動力になる。嫌われることへの恐怖を克服することが、大きなカギになる。
だから。
これは嘘なのだが、毎日連続投稿を復活させたいと思っている。
こう書くことで、その決意をより大きなものに、しているんです。
21卒の私に何かできないだろうか / はる さん
タイトルを見れば、このnoteが何を言わんとしているものかお分かりかと思います。21年卒。そう、このウイルスの世の中で就職活動をした唯一の現役世代。就職の氷河期と言われる98年卒のぼくにも、状況は違えどその苦労の一端を垣間見ることはできるんじゃないかなと思いました。絶望的過ぎてぼくは就活しなかったんですけどね。
話の聞き役になれないだろうか。
はるさんがこのように思うに至った経緯が、書かれています。「基本的にはお気楽人間」だと自負するはるさんも、気持ちが滅入ってしまった経験がある。そんな経験を経て、今自分にできることは。
この文章を読んでくれているあなたに何か届くものがあれば、私で良ければお話聞くよ、とだけ言っておきます。
おそらくは現在就職活動真っただ中の、22年卒の皆さん。この禍の中で実際に活動した先輩のこの言葉に救われる人もきっといるのではないかなと、思っています。
このnoteが22年卒の学生さんの目に触れるかどうかわかりませんが、こんなふうに思ってくれる先輩が、もしかしたら周りにもいるかもしれない。話すことで気が紛れたり、ヒントを得られたりするかもしれない。
就活生はもうそれだけで褒められるべき存在だよ、本当に。頑張れそうなときに頑張れればそれで100点満点だからね。
乗り越えた人の言う言葉には、温度がありますよね。
はるさんも、新たなスタート。身体に気をつけて、走り出してくださいね。
生きること、思うこと。 / Minmin さん
3月11日のその時間を、TVの前で黙祷して過ごしました。凄惨な被災の跡をくり返し映像で見ました。
10年経ったという区切りは今の私にはあまり心に響きません。
このnoteをくり返し読みました。10年という時間の受けとめ方は、みんなちがう。長いと感じた人、短いと感じた人。重いと思った人。語りたいことがあるのかないのか(難しい、という意味で)、あったとしても、何を語りたいのか。
被災してから10年。たくさんの溢れるものたちを前にしてMinminさんは、それらを「ごっちゃに提示され」る(おそれのある)文章を読むことになる人のことを考えている。そして、伝えること、どれもほんとうで「ごちゃごちゃ」である事実をどう理解してもらうかということ、それらを自分にとっての課題として、受けとめているんです。
的はずれだったら申し訳ないのですが、ひとつだけ思うことを。
一つひとつわかりやすく伝えるのは大切なことかもしれないけれど、書き連ねて積み上げることで、正直な思いや状態をそのままのこすことで、ご自身が言わんとしていることが像を結ぶように形になることがあります。遠回りで雑然として見えるかもしれないけれど、それは「伝える」力の漲った、立派なひとつの形です。
書ききることのできない文章に収まりきらない自分を持て余しながら今日で10年。
それでいいんだと思うんです。それで、その上で、無理のない範囲でのこすことができればいい。ぼくは、そう思います。
Minminさんの10年、そのほんの一部だけでも、触れることができてよかったと思っています。ありがとうございます。
【書いて、生きる】 / 碧月はる さん
ものごとには想像力が大切だと、ぼくは常々思っています。言われたことの裏に、書かれたことの裏に、いったい何があるのだろう。どんな感情が、隠れているのだろう。そこに、想像力を働かせること。
昔の失敗やつらい経験を、ネタだとばかりに面白おかしく伝えることができる人がいます。それがいい悪いの話ではなくて、です。想像力の話。それを完全に消化して、昇華させることができたからかもしれない。。それが癒えない傷痕であることを、笑いに隠しておきたいからかもしれない。まだ直視できないからかもしれない。
一方で、消化していようといまいとそれを面白おかしく伝えるなんてどうしてもできない。する必要もない。そう思う人も、いるでしょう。
なぜ、そんなことが起きたのだろう。なぜ、こんなにも癒えないのだろう。なぜ、笑いに包めるのだろう。なぜ、まっすぐに届けるのだろう。
ぼくらにできることは、それを想像すること。書かれたものの表に裏に隠れている言葉を探すこと。それを尊重して、価値をみとめること。
「書けない」んじゃない。「書きたくない」んだ。私は私の過去を、苦しかったものとして「書きたい」んだ。
自分の書きたいものをエンタメとして消費される形に変えて書くべき道理はない。何よりも、自分の人生をエンタメとして気安く消費される筋合いはない(くり返しますが、エンタメとして昇華させることがいい悪いの話ではありません)。
はるさん、これからも、書きたいものを書きたい温度で。届くべきところへ、届きますように。
【シェア希望】友だちは人脈じゃない:Anizine(無料記事) / ワタナベアニ さん
定期購読マガジンの記事ではありますが、ほぼ全文無料で読めることと、【シェア希望】とのことでしたのでここで取り上げさせて頂くことにしました。短い文章ですので未読の方はぜひ、先にリンクへ飛んで頂ければと思います。ここにはぼくが感じたことを書こうと思います。
「人脈」という言葉は、一般的には利害関係のもとに形成された人と人とのつながりを指す言葉だと思います。それと友だちは別物だよ、そう言われて「そりゃそうですよね」と思いますか。思わない人もいるのでしょうか。いるから、このnoteが書かれたわけなのでしょうけれど。
書かれているひと言ひと言、整然と簡潔に語られるエピソードの連なり。正直に書くとぼくは読んでみてすこし違和感があったというか、驚いたんですよね。「こんなに当たりまえのことがわからない人もいるんだ」と。
と、同時に。瞬間的にそう思ったことにたいしてちょっと怖いなと思いました。「ほんとうにあなた人のこと笑えますか」。そんな声が、聴こえた気がしたから。
「無神経な人」と冒頭に書いてありますが、無神経は「悪意」ではないですよね。だから、なおさら怖いんです。悪気がない行動がナンセンスだったらそれこそ救えない。
友だち、人脈。それらを「人間関係」のなかのグラデーションとして捉えている人もいるかもしれません。
俺の友人というのは当たり前だけど俺のことを認めてくれている人なので、俺も相手のことを尊重したい。そこに並んだ顔写真と社会的立場の記載を「使えるカタログ」みたいに扱わないで欲しい。
それぞれのつながりをどんなふうに捉えていようと、これだけは。
よりたくさんの方に、届いてほしいnoteだと思います。
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「だからスキを手渡したいんだ week11」、いかがだったでしょうか。まだご覧になっていないnoteがありましたらぜひ。
さいきん少々忙しくしていて(仕事はすくないのに)、先週末からこれまでのようにたくさんのnoteを読めない日がつづきました。読書とあわせて空いた時間はすこしでも文字を追うことを心がけているのですが、「追いかけよう」と思うと逆に難しいですよね。目が文字の上を滑るだけ。そんなふうに思ったらすぐに読むのをやめる。時間が空くというより気持ちや余裕が空くときじゃないとね、やっぱりよろしくないんです。
何の関連もありませんが、今『サピエンス全史』を読んでいます。こんなだからペース上がらなくてまだ上巻半分くらいなのに、張り切って下巻も買いました。古代史で習ったぼんやりとしたこと、その欠片も思い出せずに頷きながら楽しく読んでいます。まだ紀元前。
さて。そんな感じでもう4時を回りましたのでそろそろ投稿して寝たいと思います。
今回もお付き合いありがとうございました。また来週お目にかかります!
このシリーズはマガジンになっていますので、よかったらこちらもご覧ください。あなたがまだ出会っていないスキが、見つかるかもしれませんよ。
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