だからスキを手渡したいんだ week8
こんにちは、だいすーけです。
直近1週間に読んだnoteのなかからスキnoteをピックアップしてご紹介するという取り組みをしています。今回はその8回目。自分のスキをしっかり表明することを今年の目標のひとつとして掲げているので、この取り組みをはじめるに至りました。
これはあくまでも主観に基づいた取り組みです。ぼくの言葉でご紹介したいと思ったものを、無理のない範囲でご紹介していきますので、お付き合い頂けたらうれしく思います。
それではさっそく。
どうぞ!
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「不要不急」という言葉に傷ついた人たちへ / 井川直子 naoko ikawa さん
タイトルを見て、これは読まなければならないと思いました。
ぼくは、バーで働いています。ウイルスの影響で仕事は以前の半分。来月7日には宣言の解除となるとは思いますが、だからといってすぐに客足が戻るわけではありません。
不要不急とは、「今すぐにどうしても、ではない」という意味なんですが、気になったのは、それを「要らないもの」と捉えている人も多いということです。
ぼくもまさに、こう思っていました。ほんらい「要らない」はずの仕事をしているということは、社会的に見てぼくも「要らない」部類の人間だということなのだろうか。このモヤモヤした思い、今は完全に拭えたかと訊かれたらどうでしょう。YESとは言えないかもしれません。
「魂」のためには必要なもの
不要不急は「魂」のために必要なものであると、井川さんは書いてくださいました。つまりは「生命を維持する」ためではなく、「よりよく生きる」ために、必要なものだと。
それをどのように求めるか。どのように与えていくか。これからの時代、道を拓いていくのはぼくら自身。「魂のために必要な不要不急」、それがいつかだれかの救いになる、自分自身の救いになることを、信じたいと思いました。
読み手のいい反応は、書き手の生命維持につながっている / サトウリョウタ@毎日更新550日突破 さん
この文章が、誰かに届きますように。これはSNSで文章を公開している人なら程度の差はあれ抱く思いのはず。今これを読んで頂いている皆さんもきっと、「届けたい」「読んでほしい」、そんな思いを胸に自身の文章を日々投稿されているのだと思います。
書いたものにたいしてコメントをのこしたり、シェアしてくれたりする人がいます。読んでもらえるだけでもありがたいのにわざわざ時間を費やしてこうしたリアクションをもらえること、これは決して当たり前のことではありません。
逆に言えば。
それがうれしい、もっと届けたいし読んでほしい。そう思ったとき、書き手は何をするべきか。その答えはたったひとつ。「より読んでもらえる文章を書く」ことなんですよね。そのために、言葉を磨く。勉強する。
読み手のいい反応は、書き手の生命の維持につながっている。
ここで言われている「読み手のいい反応」は「純粋な作品への評価を忘れない目線」、「生命の維持」は、書き手が書くことを「楽しみながら向上心をもってつづけられること」だと思います。
読み手と書き手、(ぼくらはお互い入れ替わり立ち替わり、)それぞれの立場で誠実に振舞うこと。いつも、意識していたいです。
褒められた時、返事の正解わからない問題【月曜日の独り言】 / あおい さん
褒められたときに、何て返したらいいかわからない。ぼくもとても苦手です。でも、だいたいお返事は②の「ありがとうございます」が多いかな、と思います。どんな褒め言葉も、一度は真に受けてみようと思っているから。
謙遜って、ちょうどいい具合にするのがとてもむずかしいと思いませんか。足りなければ伝わらないし、やりすぎればそれは卑下になってしまう。ありがとうって素直に伝えるのも気が引けるし、いい具合の返しができなかったこと、それが積み重なるとほんとうにこじれてしまう。なかなか厄介ですよね、褒められベタ。
「褒められ慣れてないから相手を褒め返しちゃう感じが可愛らしい」
この言葉をあおいさんにかけてくださった方が、とても素晴らしいと思いました。「褒められ慣れてない」ことを否定せず、むしろ「可愛らしい」と言ってくれる。何ごともそうだと思いますが、肯定してくれる(≒否定しない)存在って最高の味方です。
結局コミュ障なだけで、褒められるのって嬉しいよね。
そう、嫌なんじゃない、苦手なだけなんです。
ここでは答えは出ませんが、共感できる方が多いのではないかな、と思い、ご紹介させて頂きました。褒められ上手、ぼくもなりたいなあ。
お受験狂想曲 完結編 / ルミ さん
今週は、こちらのnoteに触れないわけにはいかないと思います。
ルミさん、息子さんの大学合格おめでとうございます。すでにこのnoteを読んだたくさんの人が、お祝いの言葉を送られていると思います。
読んでみて、ぼくも自分自身の受験のときのことを思い出しました。長い長い孤独な戦いだと思っていましたが、陰に日向にたくさんのサポートをもらっていたんですよね。ルミさんと旦那さまのこの数か月、まさに「一緒に戦っている」気持ちだったのだと思います。
共通テストの日に大雪って、毎年のようにニュースで見ている気がします。ぼくのときもそうでした(当時はセンター試験と言いました)。
「受験に行くときに雪が降ったら、行けなくなるでしょ? 職場の人から『スタッドレスタイヤ』にしたほうがいいと勧められたんだけど」
これ、買わない選択肢はないですよね...。
結果。
受験日はいつも快晴だった。
13万円のスタッドレスタイヤは「滑らない」というゲン担ぎにしか役に立たなかった。
出番がなくてよかった...。
タイトルは、「狂騒曲」。でもこれは、面白おかしいドタバタ劇ではありません。家族のひとりが挑む大きな壁を、家族みんなで乗り越える。家族がまた家族になっていく、その尊い過程のひとつを切り取ったものなのだと思います。
あらためて、おめでとうございました。そして、たいへんお疲れさまでした!
私がうれしいからたのしいんだ / suzuco さん
何が食べたい?と聞かれた時に、(中略)相手に食べたいものがあるのならそれを一緒に食べたいと思ってしまう。
あなたの食べたいものを、一緒に食べよう。こころからそう思っていたとしても、相手がそれをいつも快く受け容れてくれるかどうかは別の話。
全然悪いことではないのに、一度それで気まずい思いをしてしまうとますます自分の思いを主張することが難しくなってくる。
この苦手意識を変えるきっかけとなったエピソード、とても微笑ましく素敵でした。職場の皆さんも、suzucoさんが「こうしたい」を表に出すのが得意ではないことを知っていたのですね。
でもこのきっかけは、suzucoさんご自身のふだんの行動が引き寄せたものでした。「友人の誕生日を思い出すこと」、これまでそこに添えてきた「おめでとう」の言葉の積み重ね。同僚の皆さんが表明してくれる「うれしい」を受けとって、周りのみんながたのしい。
もっと手前にある大事なことを私はわかっていなかったのかもしれない。
答えは意外と目の前にいつもあったのかもしれませんよね。
今度皆さんで集まることができたときは、人の数だけ「私がうれしいからたのしい」が生まれるはず。そのときを楽しみに、今しばらくの辛抱です!
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「だからスキを手渡したいんだ week8」、今回は5つの作品をご紹介しました。これを書くようになって、早いものでもう2か月。40あまりの作品に言葉を添えてきました。
先週も書きましたが、twitterで皆さんがシェアしてくれるものを読んだり、タグで巡ったり、いろんなところに出かけています。どれだけ歩いてもまだまだ出会ったことのない方がいて、その数だけの思いや感性があります。
そんなたのしみ方、これからも続けていきたいと思っています。
このシリーズはマガジンをつくってまとめてありますので、あらたな出会いや価値観をお探しの方は、お時間のあるときにぜひこちらをご覧ください。
以上、さいごまでお付き合いありがとうございました。
それでは、今回はこのあたりで失礼します!
いただいたサポートは、ほかの方へのサポートやここで表現できることのためにつかわせていただきます。感謝と敬意の善き循環が、ぼくの目標です。