冬アニメ『ダンジョン飯』が面白いぞ!!
秋アニメに比べると、冬アニメは観る作品が少ないと思っていた。
だけど、1話目をいろいろ観てみたら「よさそう!」「いろんな意味でこの先が気になる!」という作品をいくつも発見できた。『ゆびさきと恋々』『僕の心のヤバイやつ』『魔法少女にあこがれて』……。
その中でとくに推したいのが、『ダンジョン飯』である。
めちゃくちゃ面白い!! 第2話の時点ですでに面白さが完成されている感じがする。
世界観の作り込みがすごい。スライムの構造を解説するシーンがあり、作品によってはあまり触れられないような具体的な設定まできっちり考えてある。
飯作品ということもあり、肝心の料理の描写も力が入っていておいしそう。サクサクと手際よく進む調理シーンは観ていて気持ちいい。
また、レッドドラゴンの腹の中にいる仲間のファリンを助けるためにダンジョンを攻略しながら飯テロ(具材はモンスター)をくり広げるわけだけど、作画の力配分が考えられていると思った。
第1話では、敵を斬る瞬間を描写していなかった。きっと戦闘の作画でもっと本気を出せるんだろうけど、あくまでメインは飯であり戦闘シーンはそこそこに、という印象を受ける。
ギャグのテンポがよく、キャラクター同士の掛け合いも面白い。とくにマルシルが面白くていいキャラしてる。マルシルいいよ!
数話放送された段階ですでに分かる、全体的にクオリティの高い作品だ。
ちなみに制作会社はTRIGGER。これまでに『SSSS.GRIDMAN』や『サイバーパンク:エッジランナーズ』などを手掛けている。なるほど、だからこの面白さか……と納得した。
飯作品ってどうしても画に動きが出しづらくて、ヘタすると地味になってしまう。
だけど、『ダンジョン飯』はダンジョン攻略の際の戦闘シーンを織りまぜることで動きを出している。その静と動のバランスが飽きさせず、ちょうどいい。
なんだかべた褒めしてしまったけど、そのくらい現時点で文句のつけようがないアニメだと思う。誰かに今期のアニメをオススメするなら「ダンジョン飯いいよ!!」って言う。
まだ観ていない人はぜひチェックしてみてほしい!