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私のぽんこつ小学生時代「自発的な迷子」

先月、母が孫のKの運動会を訪れたらしい。
私にその時のエピソードを話してくれた。

「Kのリレーの順番待ちの姿を探してたんやけど、  
 首からタオル掛けてるし、すぐ見つけたわぁ☝️」

母は「Kが目立つことをしてたから見つけられた」と言っていた。でも私としては母はおそらくサイキック能力でもって見つけ出していると思った。

ここのぽんこつ記事でも時々登場しているからお気づきかもしれないが、私の母は奇跡の“天然っぷり”が魅力なのだ。直感的な感覚が優位で、霊的な感性もある。常に朗らか、楽観的。料理好き。フットワークは異常なほど軽く、健康。掃除は苦手。姉を出産した時に“三途の川と黄色いお花畑”を見て、無事コチラの世界へ戻ってきた。そして、その3年後に私を出産した。これが私の母だ。

冒頭で話したKの話の流れで、自分の子ども時代を思い出した。
当時、行事ものを見に来てくれた母はいつも「すごい速さで娘を見つけた」というエピソードを語ってくれるのだ。
で、これについて、母に長年思っていたことを伝えてみた。分かりやすいように例え話を混じえながら丁寧に。
「それはお母さんの特殊能力だと思うよ」
まさか特殊能力だなんて思っていなかったらしいけど、改めて指摘されたことでまんざらでもなく脳細胞のスパークが起きたようだった。そしてうんうん頷いて理解を示してくれた。

***

お子さんのいる母親なら「え…😃我が子を見つけられるのって普通じゃないの?」と思うかもしれないけど、ちょっと考えてみて欲しい。
同じ体操服を着て赤白帽を被り、背の順なんかに整列させられた“よその子”を見つけるとしたら、それは我が子を見つけるよりもかなり難しくないかな??
さほど“思い入れ”がない分、難しいと思う。

「我が子を見つける」という力。全集中する感覚。
もしくは何か見えないコードが繋がっているから無意識にそれを辿って即座に見つけられるのかも…なーんて😝。(←ロマンだわ(*´艸`*))
ホントにこの見つけるって能力、“普通”かな。
私は普通じゃないと思う。
いや、まぁ、“特殊能力”のほうが基本設定なんだろうけど。。

私の主観的な感覚できちんと統計を取ったわけじゃないけど、大概の「母親」って異常に見つけるのが早くないかな?😓
私の父なんて、母に「あそこよ!ほら、いま手を上げた子の後ろにいるでしょ?」とか言われても「は?どこ??」みたいな感じ。。笑

これって、、勿論男女の問題ではなく「感度」の問題なのかな、と。だから皆、サイキック能力は普通に使っているのだと思っている。
女性は「カンが鋭い」とか「虫の知らせが」とかよくある。元々その人の性質もあるだろうから、男性で感度が高い人もいて、女性でもぜんぜん気づかない人もいる。でもやっぱり女性は元来高いサイキック能力をベースとして持っているんだろうなーと思う。
だけど、女性としては当たり前すぎて意識にも上がって来ないから逆に気づけない。そーやって生きるのが“通常運転”だからね😌


🐢


さて、、前置きが長くなっちゃった(๑´• ₃ •̀๑)
小学生時代のこと。
母の友人家族4人と私の家族4人の計8人で、「国際花と緑の博覧会」通称“花博”を訪れた。博だけに、至る所お花畑で花壇だらけだった。
私は小さい頃からお出かけするというだけで気が重かったし出発前に疲れてた。それに人混みへ繰り出すことに加え、長時間を大人数で過ごすのはホントに疲労困憊。

🌷

その日は絶好の行楽日和。
はじめは皆と一緒に歩きながら展示物を見ていた。
でも、私はだんだんと展示物を見なくなって意識をアチラに飛ばすようになった。(←だからお花畑しか記憶に残ってない😒)
人が目に入るとすごく疲れるから、まずは歩きながら意識の逃避を開始する。そーこーしていると、現実的にも一人になりたくなってきた。
そして私は、遂に実行に移した。

「なぁなぁ…、うさ子見た?」
「いや…そう言えば見てないね」

花に夢中の家族たちを尻目に私はスーーッと距離をとるように逆方向へ進む。よし。
 

「はぁー…😩
 やっと一人になれた」

当時から私がよくやる手だった。
授業中もスーーッと保健室へ。
全校朝礼もスーーッとトイレへ。
テスト中もスーーッ…。
頻繁に一人になりたくなった。

「あれ…?うさ子ちゃんどこ行ったのかな?」
「みんな、ずっと探してるのにねー。」

皆から離れたのが何時ごろだったか覚えていないけど、ぼーっとしてたらかなり時間が経ってしまった。でも、一人を満喫した。そろそろ戻ろうかなー。そーいえば皆が探しているかもしれないなー。
どーやって見つけよーかなー。危機感の薄い私は、とりあえず広ーい敷地をトボトボ当てもなく歩いた。
すると突然、、
  

「いたーーー!!!!アユちゃんーー!!!」


私の耳が聞き慣れた声をキャッチした。
声の主は分かっている。顔を上げた。
「あ😃やっぱりお母さんだ(*//艸//)」。
数十メートルくらい先で、母が私のことを指さしているのが見えた。
ちなみにこの時の私の様子は、母いわく
「周りをキョロキョロするでもなく、慌てるでもなく、丘の向こうをスーーッと歩いてた」らしい。

そりゃあそうだよ。一応ゆっとくけど、私は迷子では無い。ま、どちらにせよ、やっぱりこの時も母が見つけた😃
この日私は鮮やかなグリーンのワンピースを着ていて、この時のことを母は何度も私に話してくれる。

「アユちゃんのグリーンのワンピースで
 “アレだ!いたー!☝️”ってすぐ分かった😌」と。

お母さん、ごめんよ。
実は私、皆と一緒にいるのがしんどくって自分からはぐれたんだよね。それと、私がグリーンのワンピースを着てなくても見つけられたと思うよ。
ありがとう、お母さん。

こないだ、これを母に白状したら「はーん😌なるほど」と何か悟ったように受け止めてくれたとさ。
海より深い母の愛。(😃?)
めでたし、めでたし。


「どどどどどーしよー💦ここどこ。。
うさキチくーーん……みんなぁー…」

Ayumi☽

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