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起業家精神×英語力を養う映画・動画

ロックダウンを経て、映画や動画を見る機会が多くなっていると思いますが、ただ時間を潰すだけでなく、起業家精神を学べる映画・動画を紹介します。起業家のストーリーとして有名なのはソーシャル・ネットワークですが、私も大好きな映画で累計10回位見てます。このような超定番の起業物語は他でも色々と紹介されていると思いますので、そのようなド定番を見てしまったという人向けに、ソーシャル・ネットワークと同じくらい面白くモチベーションが上がる動画や映画を紹介します。また、今回は日本語吹き替えや日本語字幕ない動画をメインに紹介しますので、英語力の補強にも役にたつと思います。(英語の聞き取りや読み取りの能力を効率よく高めるには、自分の興味のある分野の動画や映画を見るのが良いと言われますが、私もそう思います)独断によって起業家精神を養える度数を★の個数で表記します。最高は星五つで最高得点とし、ソーシャル・ネットワークは私としては★★★★★(星5つ)ですので、ベンチマークとしてみて下さい。

THE BILLIONAIRE

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★★★★★(星5つ)

あらすじ:主人公は毎日オンラインゲームに明け暮れて周りからも軽蔑される生活を送っていたが、両親が背負った莫大な借金を返す為に、起業を決意。DVD機器の販売からピボットを図り、おじいちゃん秘伝の「味のり」の製造を開始。製造工程やディストリビューションの設計、販売戦略等あらゆることを試行錯誤しながら実行する中で幾つものハードシングスに直面する。試行錯誤を重ねて事業運営を続け、最後にはタイでも最大手のコンビニであるセブンイレブンのディストリビューションを獲得することに成功し、億万長者になっていくタイのストーリー。

米国からはiThunes上で見れますので、日本からも視聴できるかと思います。(Youkuでも中国語字幕でありましたが多分違法なのでiThunesからご覧ください!)邦題は「トップ・シークレット 味付のりの億万長者」です。(邦題は全然しっくりこないですが。。。)
予告編はこちら

コメント:タイであった実話を基に作成された映画です。主人公はとにかくリッチになって周りを見返したい想いで起業に挑戦し、いかに億万長者になったフォーカスされていますが、面白いと感じた点は、色々な困難に立ち向かいながら、試行錯誤を重ねて自分なりの考えを実行して行った結果、徐々に事業がプラスに転じ、最後には事業がブレイクスルーを迎えたという実話を元にしているという点です。「Tao Kae Noi」という日本のセブンイレブンでも販売されている、のりを揚げたお菓子を製造する会社の起業物語ですが、Tao Kae Noiはタイではどこのコンビニに行っても沢山の種類が販売されています。映画では、この大ヒットを生み出すまでに、一緒に借金を背負って起業したパートナーが諦めて離脱しそうになる資金調達の為に大好きなゲームで使うPCを売却する、彼女にも愛想をつかされ、フラれて孤独になるなど幾つもの困難が立ちはだかりますが、絶対に諦めないで自分のプロダクトを信じて突き進める姿勢に、本当に感動させられます。起業家は孤独な職業であると言われますが、その世界を垣間見れる映画です。また、最後にセブンイレブンにアポなしでアタックし普通に断られますが、ここでも主人公持ち前の粘り強さで、諦めずにアプローチを繰り返し(孫さんがマックの社長にアポを取った話に似てますね)なんとかアポを取り付け、プレゼンに成功し、販売チャネルを獲得します。このような「粘り強さ」「折れずに諦めない強靭なの心」を持つことは起業家にとって大切なことだと思いますが、それを学べる映画です。ぜひ週末にご覧になってください。(日本語字幕はないと思いますが、英語字幕は簡単な英語なのでそこまで難しくないと思います。)

Crocodile in the Yangtze

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★★★★★(星5つ)

あらすじ:中国最大のイーコマースサイト「アリババ」を創業した元英語教師のジャック・マーが米国最大級のイーコマースサイトEbayといかに戦うかを描いたドキュメンタリー。アリババの最初の米国人従業員で8年間ジャックと一緒に働いたポーター・エリスマンという元副社長が監督した映画。アリババの1995から2009年までの期間を200時間にもおよぶビデオを編集して作成。20を超える映画祭で上映され数々の映画賞を獲得した作品。

タイトルは日本語では「長江のクロコダイル」という意味ですが、みなさんご存知のジャック・マーのドキュメンタリー映画です。当時世界最大級のイーコマースサイトだったEbayを「海で泳ぐサメ」、アリババを「長江で泳ぐクロコダイル」と例え、「海に出ても勝てないかもしれないが、河にいる限りはクロコダイルが勝つ」という戦略を表したタイトルになってます。

コメント:このドキュメンタリーの見所は、創業したてで従業員が17名に満たない程度の規模だったアリババの従業員に向かってジャックマーが会社の将来を語りかけるシーンです。

我々は今は中国市場で戦っているが、本当の競合は中国企業ではなく、5〜10年後のシリコンバレーである。まずはアリババを中国のドメスティックなウェブサイトではなく、グローバル企業のポジションを取りに行く。
シリコンバレーで死ぬほど働いている人たちから学ぶべきである。みんなが朝8時から夕方5時で働いていたらアリババは成功しない。そのように働きたいなら他に行ってくれ。アメリカ人は強い、しかし中国人も彼らと同じように頭が良い。僕らが良いチームを作り、良い戦略があれば必ず彼らを打ち負かすことができると思っている。また、僕らは政府や他の大企業と戦うことになる。それは僕らがイノベーターだからだ。彼らと戦わないと我々は彼らと同じ存在になってしまう。今ヤフーが衰退し、Ebayの株価が上がっている。今度はEbayが衰退し、アリババがEbayの上をいく番だ。

とこのシーンを見るだけでもこのドキュメンタリーを見る価値があります。従業員は静かに彼の話を聞いてますが、ジャック・マーの眼は本気です。私が従業員として一緒に働いていたら、ジャックに感化され、めちゃめちゃ働いたと思います。このように規模が小さい時でも一つの壮大な目標に向かって突き進む姿勢を見せ、仲間のモチベーションを上げることは、世界規模の企業を育て上げる過程では必要で、ジャックはこの部分の能力に長けていたことが映像で確認できます。(このシーンは13:40秒あたりからですので、ぜひここだけでもみてください。)

映画はこちらから$1で購入できます。(中国語部分のみ英語字幕あり)


ドロップボックス創業者 ドリュー・ヒューストンの卒業スピーチ

★★★★(星4つ)

5月、6月は米国の卒業式シーズンですが、私が最も好きな卒業式のスピーチは2005年のハーバードで行われたスティーブ・ジョブズのスピーチです。このスピーチは100回以上は聞いて発音の勉強もしました。ドリュー・ヒューストンのスピーチは100回も聞いてませんが、彼が行なったスピーチは「卒業前に知っておきたかったこと3つ」として、ジョブズと同じ三つのストーリーに分けて語られました。

テニスボール
サークル
30,000

内容に関しては他のメディアやブログにも沢山記載がありますので、ここでもう一度紹介するより、そちらを参考にいただければと思います。

また、動画は下記の日本語の字幕版もありますが、英語の字幕版で見ることがおすすめです。

コメント: ドリューの3つのストーリーはどれも素晴らしいですが、私が好きなのは人生を完璧に生きるのではなく、何度も失敗をして、一度でも「正しい」ことをすればよいと言っていることです。ドロップボックスの成功の前に数え切れないほどの失敗をくり返し、成功に至ったと語っています。私も完璧を目指すのではなく、より挑戦的で面白い人生を歩みたいなと思います。

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また、もし映画、動画をご覧になった方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントをお願いします。もし、需要があれば他にもおすすめの動画がありますので、紹介します。

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