商売繁盛のお祭り「えべっさん」に行ってきました。
フリーランスにとって、1年のスタートは「えべっさん」にお参りに行くこと。
突然ですが、関西で個人事業主や経営者が大切にしている新年の恒例行事「えべっさん(十日えびす)」をご存じですか?
「えびす様」に商売繁盛を祈願するお祭りで、関西では商売に関係なく老若男女誰もが楽しめる新年の風物詩。「えべっさん」が関西(西日本)独自の風習だと知った時は、かなり衝撃を受けました。
今年は、私もフリーランス1年目。地元高槻にある野見神社の「えべっさん」にお仕事運アップを祈願しに行ってきました。
「えべっさん(十日えびす)」とは
「えべっさん」とは、七福神のうちの1人「えびす様」のこと。
そこから、商売繁盛を祈願して全国(主に西日本)の恵比須神社で行われる「十日えびす」のお祭りを、親しみを込めて「えべっさん」と呼んでいます。
「商売繁盛で笹持ってこい!」
の掛け声とともに、笛や太鼓のお囃子が鳴り響く…
毎年1月の9日~11日の3日間行われる「十日えびす」。
神社の境内には、吉兆(小判や鯛、俵などの縁起物)をつけた「福笹」や「熊手」を買い求める人々で溢れ、ベビーカステラやたこ焼きなどの露店が立ち並びます。
また、地元で選ばれた美しい福娘たちがご奉仕(神事のお手伝いなど)を行うのも「えべっさん」ならではの光景。
兵庫県にある「西宮神社」は全国の恵比須神社の総本社。
毎年1月10日早朝に行われる開門行事「福男選び」のレースの模様がテレビで話題になるため、ご存じの方も多いのでは?
商売に関わる人は必須!
関西では、お店を営む人、フリーランス、企業の経営者、営業職のビジネスマンなどがこぞって祈願に訪れます。そのため、どこのお店やオフィスに行っても「福笹」や「熊手」が飾られているのを見かけます。
実際、大阪のフリーランス仲間で「えべっさん」に行かないという人は、聞いたことがありません。
遠方から多くの参拝客が訪れる有名な「恵比寿神社」もありますが、私の場合、基本的に在宅ワークということもあり、地元のえびす様にお参りすることに。
1人でササっと「福笹」を買って帰るつもりだったにもかかわらず、結局、甘酒を飲んだり、「えびす饅頭」を買ったり、おみくじを引いたり、福娘に祈祷してもらったり。
陽気な雰囲気に呑まれ、ゆっくりと祭りを満喫してしまいました。
「えべっさん」パワーをチャージ!
「えべっさん」は、初詣の厳かな雰囲気と比べると、もう少しカジュアル。庶民的な感じがとてもいい!
陽気な祭り囃子やズラリと並んだ提灯、露店から漂う美味しそうなニオイ。今年は久々にコロナ禍の制限がなくなったことで、一段と活気に溢れていました。
昨年サラリーマンを卒業し、想像以上に厳しい現実に疲れ果てた日々。今年は私には「えびす様」がついているから大丈夫!と前向な気持ちになりました。ある意味「えべっさん」は強力なパワースポットなのかもしれません。
今年の目標は「サラリーマン時代の給料と同じくらい稼ぐ!」
神頼みしたわりに地味な目標ですが、まずはここから始めようと思います。
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