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手書きメモか?デジタルメモか?私の答えは…

私の中でたびたび悩みになること。

それは、手書きメモなのか?デジタルメモなのか?ということ。

元々、文房具マニアという自覚があるほどの文房具好きなので、手書きメモは大好きなのです。


ただ、スマホやiPadやパソコンでメモアプリにメモする便利さも好き。


アナログか?デジタルか?
この論争が、私の中でたびたび悩みとなるのです。

別にどちらかに統一する必要もないとは思いますが、野口悠紀雄さんが「超整理法」の中で述べられていたように、「ポケット一つ原則」を守らないと、「あのメモはどこにいったっけ?」という困りごとがたびたび起きると思うのです。

まぁ、手書きでメモをとって、そのうちの重要なページだけ写真に撮影してデジタルメモに入れ込むというハイブリッドな運用も考えられますが、ズボラな私としては、そんな高度なことはとても続かない。

だから、どちらかに統一はしたいのです。


そこで、アナログとデジタル、両方のメリットやデメリットを何度も天秤にかけています。

最近、アナログ派の主張として参考にした本があります。

「デジタル脳クライシス」酒井邦嘉(朝日新書)
という本です。

キーボードでのタイピング入力とペンでの手書き入力での脳の働きの比較が詳しく解説されています。

手書きでメモをとるときには、書ける速さに限界があるため、全てを書き取ることができない。そのため、何が大事なポイントか?を考えて取捨選択するため、脳が働き、記憶の定着を促す。
また、ポイントだけ書かれたメモを見返した時には、書かれた情報が少ない分、想像力を働かせる必要があり、これもまた記憶の定着に寄与する。

などなど、他にも手書きメモ vs キーボードでのタイピング入力についての分析が解説されています。


一方、デジタルメモを勧めている本もあります。
「スマホメモ」須藤亮(CCCメディアハウス)という本です。

こちらの本では、自分が普段問題意識を持っているテーマについて、何かアイデアを思いつくたびにスマホでメモをしていき、アイデアを膨らませていく方法について書かれています。

確かに、手書きメモの方が記憶が定着しやすいのは納得なのですが、私の場合、別の要素が加わってきます。

それは、「字が汚い」ということ。


これ、けっこう知的生産性に悪影響をおよぼします。

速く書き取ろうとすると、より字が汚くなる。

「デジタル脳クライシス」で言われていた「書かれた情報が少ない分、想像力を働かせる必要がある」ということに加えて、「字がすぐに読み取れない分、想像力を働かせる必要がある」わけです。

二重に想像力を働かせる必要が出てくるわけですね。

私にはそんなに想像力を働かせている暇はありません。


デジタルメモに書かれた字なら、フォントがどれも均一なので、その情報がスッと頭に入ってきます。
ちょうど本を読むのと同じですね。

そう考えると、紙の本も結局、手書き文字ではなく、デジタル処理されて均一のフォントになった文字を読んでいるわけですよね。


こうして色々考え出すと、よく分からなくなってくるわけですが、色んなメリット、デメリットを比較検討した上で、私はいまのところデジタルメモに落ち着いています。

私のデジタルメモの方法については、こちらに詳しく書いていますので、ご覧いただけたらと思います。


参考になるかどうか分かりませんが、私が思うアナログメモ、デジタルメモのメリット・デメリットを挙げておきます。

アナログメモのメリット
・記憶に残りやすい
・手軽に書ける
・図や絵も描きやすい
・電源を気にしなくていい
・いろんなページにランダムアクセスできる
・長くメモしても目が疲れない

デジタルメモのメリット
・字が読みやすく、理解スピードが速い
・手が疲れない
・大量に高速に書ける
・コピペしてそのまま二次利用ができる
・過去のメモを検索ですぐに見つけられる
・スマホ、iPad、パソコンなど、どの端末からでも入力・参照できる
・スマホは常に持っているので、どこでもメモできる
・いくらでもバックアップコピーを作れる
・もし家が火事になってもメモはクラウド上に残っている
・暗い場所でも書ける


このnoteに投稿する記事のアイデアも、何かを思いつくたびにスマホにメモしてアイデアを膨らませていってます。

デジタルメモが手書きメモよりも記憶の定着において劣るのであれば、私はその分、デジタルメモを1日のうちに何度も見返すことで記憶に定着させようと考えています。

手書きメモ、デジタルメモのどちらがいいとは一概には言えないと思うので、「自分にとって何が大事か?」で選べばいいのではないかと考えています。


私はことあるごとに紙のノートの誘惑に負けそうになりながらも、何とかデジタルメモを維持できているといったところです。


ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。

よければスキをしていただけると、今後の執筆のはげみになります。

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