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歌舞伎鑑賞:中村勘九郎・勘太郎親子の「連獅子」

二月大歌舞伎に行ってきた。
お友達と一緒に、中村勘九郎・勘太郎の親子の「連獅子」を見てきた。
お友達は、一八代目中村勘三郎の大ファンだったので、彼の亡き後は、中村勘九郎と七之助を応援しているそうだ。中村勘太郎を、初舞台から観ているので、史上最年少で「連獅子」を演じると聞いて、感慨無量だそうだ。

歌舞伎を見るのも、踊りをみるのも、初心者のわたしが言うのもなんだが
「中村 勘太郎」 を見て、思わず
ノービスのころの、羽生結弦を思い出してしまった。


中村勘太郎くん、九歳。
フィギュアスケートでいったら、まだノービスBに上がったばかりだ。

それなのに、客席は制限されているとはいえ、歌舞伎座の大舞台で、
歓声は出せないので、拍手だけだが、
その拍手が大きくなればなるほど、ノッテくる彼の演技は、
そう、まるで少年のころの羽生結弦のようだった。

中村勘太郎が、羽生結弦を思い出させたのは、
体の柔らかさと、手の長さ、リーチが長いので演技が映えるところ。
それと、「さあ、みんな、僕を見て」という無邪気なスター性だ。
こればっかりは、天性のものかもね。

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勘太郎くんは、これから、ノービスBからノービスAへ、そしてジュニアからシニアへと上がるわけだが、(だからフィギュアスケートじゃなくて歌舞伎でしょ!)プレッシャーからくるスランプも挫折も経験するだろうけど、
それでも頑張ってほしい、と思うファンがもうついているようだった。

もちろん、フィギュアスケートの控えめなファンと違って、歌舞伎界はいろんな意味で大変だろうけど、わたしも、陰ながら、これからも見守っていきたいと思った。いやあ、いい舞台でしたよ。本当に。


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