マガジンのカバー画像

気ままにレビュー 映画・舞台・ドラマ

80
運営しているクリエイター

2021年1月の記事一覧

授賞式のレットカーペットは俳優の花道だもの、どう演出するかは腕の見せ所だ

 わたしは、以前、「演出する女優ソン・イェジン」という記事をnoteにあげたけれども、なんと…

14

私的考察②『韓流ドラマのブレイクは、韓国の「恨」と日本の「喪失感」がクロスマッチ…

 輸出を意識した韓流ドラマは、韓国ローカル色を脱することで、グローバル市場への売り出しの…

10

評判よりずっと面白い『アスダル年代記』

超大作としてさんざん宣伝されてた割には、韓国では、視聴率が振るわず、Netflixで配信されて…

31

飲食店への「記憶」と「共感」がドラマ要素になった『孤独のグルメ』

 ただいま、緊急事態宣言中の自粛生活である。  テレワーク、リモートワークが叫ばれていて…

8

恋する惑星~パスワードは1万年愛す~

わたしの大好きな「青春映画」。ウォン・カーウァイ監督も、金城武もトニー・レオンもみんな若…

5

日本のドラマだって面白い「きのう、何食べた?」~ゲイカップルのおいしい生活~

 かつて、アジア文化圏を席巻したのは、日本のドラマであった。  友人の40代のタイ人女性…

9

映画「新感染 半島」レビュー~カン・ドンウォンと終末期の世界の希望~

 元旦に日本公開となった韓国映画「新 感染半島 ファイナルステージ」を観た。  お正月だというのに、閑散としている有楽町界隈であったが、「東宝シネマズ日比谷」の「スクリーン8」はほぼ満席状態だった。  映画を観終わった頃は、既に日も暮れていたので、人気のないミッドタウンのイルミネーションがやけに綺麗に見えた。  「カン・ドンウォン」見たさに行ってはみたものの、正月早々にゾンビものかとちょっとひるんだ。しかし、この映画は、ヒューマニズム溢れるアクション映画で、意外にも、お正月