見出し画像

お母さんの読書感想文「AI vs 教科書が読めない子どもたち」

AI vs 教科書が読めない子どもたち
新井 紀子 著
東洋経済新報社
**********

とても話題になったが、なかなかその気にならず読んでいなかった。
急に読んでみようかと思ったのは、やはりそのタイミングだったのだろう。

AIのシンギュラリティに懐疑的な思いを持っているので、はっきりとそこを否定的に書いている本著は、納得感を持って読んだ。


AIが代替えできる職業はいろいろあるが、人と関わりながらする仕事は残るだろうと思っている。


だからコミュニケーション力は不可欠だろう。
それに加えて、正しく意味を理解する力も必要だ。


今、当たり前だと思っていることが、当たり前ではないんだと痛感させられることが増えている。


教えた手順どおりに作業ができない、マニュアルに書かれているとおりに作業ができない、ホウレンソウができない…


なぜなのか、疑問に思うことが多い。
けれども「意味が理解できていない」という本著の指摘に、なるほどと目が覚めた思いがした。


肌感覚ではあるが、そんな人が増えているのを痛切に感じる。


だとすれば、そういう人に仕事をしてもらうために、どのようにアプローチしたらいいのだろうか。


これまでのやり方では通用しないことは明らかなので、何か別のやり方を考えなければならない。


子どもたちは教育で変われるかもしれないが、すでに大人の中にたくさんいる「教科書が読めない人たち」のことが気がかりだ。

2019年9月15日


いいなと思ったら応援しよう!

まったり屋ベティ
ご覧いただきありがとうございます。よろしければ、ついでにブログにもお立ち寄りくださいませ(^o^)→https://mattaribetty.hatenablog.com/

この記事が参加している募集