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お母さんの読書感想文「AI vs 教科書が読めない子どもたち」
AI vs 教科書が読めない子どもたち
新井 紀子 著
東洋経済新報社
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とても話題になったが、なかなかその気にならず読んでいなかった。
急に読んでみようかと思ったのは、やはりそのタイミングだったのだろう。
AIのシンギュラリティに懐疑的な思いを持っているので、はっきりとそこを否定的に書いている本著は、納得感を持って読んだ。
AIが代替えできる職業はいろいろあるが、人と関わりながらする仕事は残るだろうと思っている。
だからコミュニケーション力は不可欠だろう。
それに加えて、正しく意味を理解する力も必要だ。
今、当たり前だと思っていることが、当たり前ではないんだと痛感させられることが増えている。
教えた手順どおりに作業ができない、マニュアルに書かれているとおりに作業ができない、ホウレンソウができない…
なぜなのか、疑問に思うことが多い。
けれども「意味が理解できていない」という本著の指摘に、なるほどと目が覚めた思いがした。
肌感覚ではあるが、そんな人が増えているのを痛切に感じる。
だとすれば、そういう人に仕事をしてもらうために、どのようにアプローチしたらいいのだろうか。
これまでのやり方では通用しないことは明らかなので、何か別のやり方を考えなければならない。
子どもたちは教育で変われるかもしれないが、すでに大人の中にたくさんいる「教科書が読めない人たち」のことが気がかりだ。
2019年9月15日
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