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お母さんの読書感想文「スマホ脳」
スマホ脳
アンデシュ・ハンセン 著/久山 葉子 訳
新潮新書
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なんてこった。
もう手遅れなのか。
子どもたちは、十分にスマホに依存している。
スマホを持つことで、ドバドバとドーパミンを浴びているのなら、それはスマホを取り上げれば解決するような、簡単な問題ではないだろう。
それに、これは子どもだけの問題ではない。
子どもに手本を見せるべき、私たち大人の問題でもある。
子どもがスマホを手放せない・・・と悩んでいる親たちも、同じようにスマホの虜になっている。
電車の中で、レストランで、自転車を走らせながら、道を歩いている時でさえ、スマホから目を離さない人がたくさんいる。
その姿を見て、あんなふうにはなりたくないと思う。
一方で、スマホは便利な道具だから、うまく使いたいと思う。
そのためには、どのような功罪があるのか、どのように使うべきなのか、いろいろな意見をよく聞いて、きちんと考える必要があるだろう。
でも、あまりにも急激に日常生活に浸透したせいで、それを考える余裕がない。
便利だねと使い続けているうちに、大人も子どももすっかり依存している状態になってしまった。
人間の脳の機能にうまく働きかける手法でビジネスをしている企業の戦略には脱帽する。
それには太刀打ちできないよね。
もっともっと依存する人が増えるのかもしれない。
恐ろしいことだ。
私たちに何ができるのだろう。
大人がしっかりしないと。
ちゃんと適切な使い方、適切な距離感を知ろう。
そしてそれを実践しよう。
子どもたちの手本になろう。
本気になれば、きっとできるはずだから。
2021年2月9日
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